
ボートレースで最もシビアとされるルールのひとつが「フライング」です。わずか0.01秒の早いスタートでも違反となり、選手には厳しいペナルティが科されます。
さらに舟券の返還やレース不成立といった形でファンにも影響が及ぶため、知っておくべき重要なポイントです。
本記事では、フライングの基準や処分内容、そして予想に活かすための考え方を解説していきます。
フライング事故が起こる理由

ボートレースは他のギャンブルと比較してもフライングが多くそれを前提としたような返還システムが設定されています。
ボートレースではクラッチやブレーキがなく、スロットルレバーで回転数を調整する仕組みのため、完全に静止した状態からのスタートはできません。さらにオンラインスタートではエンジン差が結果に直結し、競技性が損なわれるため、スタートラインを通過する「フライングスタート方式」が採用されています。
スタートタイミングを0.00秒を基準として0.01秒でも早く飛び出すとフライングの対象となるため、これが他のギャンブルと異なりフライングが起こることを前提とし頻繁に発生する原理となっています。
対照的に1.00秒以上の出遅れをした場合はL(出遅れ)の対象となり、こちらも本数によって罰則が設けられています。
ただし出遅れには「選手責任」と「選手責任外」があり後者の場合は罰則の対象となりません(水上の浮遊物をプロペラが巻き込むなど)
フライング休みについて
売り上げが返還され重大な問題となるフライング。その責任は「フライング休み(F休)」という形で選手が責任を背負う形となります。
その具体的な内容についてまずは見ていきましょう。
フライング休みについて①
休みの期間
まずフライングを切った場合にいずれも共通している罰則としてフライング休み(F休)があります。
フライングは前期(5月~10月)、後期(11月~翌年4月)の2つのシーズン毎にリセットされる仕組みとなっていますが、期毎のフライングが増えるごとにその処分の内容も厳しくなっていきます。
具体的には1本目の休みが30日、2本目の休みが60日、3本目の休みが90日となっており4本目を切ると180日の休みとなりますが、4本目を切ると事故点などが関与し事実上の引退勧告が下され長いボートレースの歴史上でも実例がありません。
フライングを切ってしまうとその段階で入っている斡旋を全て終えた段階で休みに入る仕組みとなっており、更にフライングを重ねた場合は二重の休み(30日+60日)でその間の斡旋が停止します。
0.05秒以上のフライングの場合は「悪質なフライング」として通常30日の休み5日間を延長。以前は即日帰郷でしたが、コロナ禍以降追加斡旋が様々な事情で困難となったため規定が変更されました。
また節間中に2本のフライングを切った場合は即日帰郷の処分が下されます。
出走回数不足は死活問題
ボートレーサーの等級を決める上に置いて重要な要素となる出走回数。
常時A2級~B級を行き来する選手にとっては大きな問題ではありませんが、記念戦線を主体としているA1級のトップクラスの選手においては最低限として定められている90走をこなすことが出来るか、出来ないかは死活問題となります。
SG戦線を一度離れてしまうとそのスピード勘が失うことで以降の選手キャリアに重大な影響を及ぼてしまったり、出場資格を得ることが出来るレースに出れないため大半のSGから1年~2年間は遠ざかる事態となります。
隠れFには注意
上述で触れた通り、フライングは前期、後期により本数のカウントがリセットされますが、前期のフライング休みを持ち越して新期を迎えることを「隠れF」と言います。
選手にもよりますが、フライング休みを消化するまでは新規に入っても無理が出来ずにスタートで遅れることが多く期待を裏切ることも珍しくありません。
また隠れFは一部の専門誌や情報サイトでは表記されるのに対して、ボートレース公式サイトの出走表には一切記載が無いため情報を把握し切れない(情報を提示する気が無い)という厄介な一面があります。
前期でフライング休みを持ち越した状態で新規でフライングを切った場合は前期分+今期分の計算となります(例 前期30日+今期30日)
フライング休みについて②
グレードレースの斡旋停止
フライングが相次いだことにより罰則が年々厳しくなってきてるのがSG、G1レースでのフライングによる処分についてです。
G1・G2の場合
G1・G2の準優勝戦、優勝戦でフライングを切った場合はその時点で入っている斡旋を全て消化しフライング休みに突入。
休みを終えてから準優勝戦の場合だと6カ月間、優勝戦の場合だと1年間はG1・G2の斡旋対象外となります。
ただし、この間に行われるSGにおいては出場条件を満たしている場合、斡旋が入ります。
SGの場合
更に処分が厳しいのが最高峰グレードのSGについてです。
SGの準優勝戦、優勝戦でフライングを切った場合はその時点で入っている斡旋を全て消化しフライング休みに突入。
休みを終えてから準優勝戦の場合だと1年間、優勝戦の場合だと2年間はSGの斡旋対象外となることに加えてその段階で決定しているSGについても斡旋が消滅します。
更にG1、G2についても準優勝戦の場合だと6カ月、優勝戦の場合だと1年間それぞれ斡旋対象外となるためそれまでトップ戦線を走っていた選手であっても長期に渡る一般戦を強いられます。
SGクラスの選手が一般戦回りとなることは致命的問題であり愛知支部の池田浩二はその立場になった場合を想像し「引退だろうな」と即答しました。
フライングの罰則③
女子戦の斡旋停止
全国各地で365日の大半で行われている女子限定戦。これについてもフライングによる罰則が存在しています。
準優勝戦、優勝戦でフライングを切った場合はその時点で入っている斡旋を全て消化しフライング休みに突入。
休みを終えてから準優勝戦の場合だと3ヶ月間、優勝戦の場合だと6カ月は女子戦(オールレディース・ヴィーナスシリーズなど)の斡旋対象外となります。
二重の罰則
女子限定戦のG1・G2だった場合は②で紹介をした罰則が二重で発生します。
よって記念クラスの女子レーサーが女子限定戦のグレードレースでフライングを切った場合、出走できるレースの種類が格段に減る事態となります。
給料事情

ボートレーサーは水面を365日の大半を休むことなく走ることで高額の賞金を得て生活を成り立たせています。そのためフライング休みで長期的な休みに入ってしまうとその間の給料が1円も入らなくなるという危険性が常に同居をしています。

もちろん選手の多くは生活に困らないように常日頃から貯蓄をしたり、中には日ごろから副業(店舗経営、YouTuberなど)も同時に行っており1本(30日間)くらいでは大きな影響を及ぼすこともなければ、この休みを利用して家族や選手同士で旅行に出かける姿が報告されることも珍しくはありません。
しかし2本目(60日間)、3本目(90日間)となると話は別であり、生活のため、高額な税金の支払いのためにアルバイトを行うことでその間の生活を凌いでいます。
トークショーのゲスト出演、運送業、建築関係、飲食店、デリバリー配達など
コロナ給付金を不正受給したとして出場停止中だった元ボートレーサーの中村亮太(長崎)はSGカッパを着用し宅配サービスUber Eatsを行っている姿をSNSにアップしたところ復帰予定の斡旋が削除。
仕事の種類、行い方については品位、常識内の物であることが暗黙の了解として定められています。
事故点
フライングを切ることによって選手には事故点が累積します。
この事故点を出走回数で割った「事故率」は等級を決める上での要素はもちろん、事故率が1.00を超えた場合斡旋保留(8項)の対象となります。
フライングを重ねるほど、事故点を消化するための出走回数が限られるため選手は安全運転を強いられることになります(通称 事故パン)
事故点の簡単な詳細
2025年度よりフライングによる事故点の罰則が変更され事故点は1本目で20点(優勝戦の場合30点)、2本目で30点(優勝戦の場合50点)となっています。
2本目のフライングを期の序盤で切った場合はレースで無理をすることも出来ない、出走回数も稼ぐ必要があると雁字搦めになってしまうため出走回数、事故点、勝率など何らかの理由でB2級落ちがほぼ決定します。
ただし斡旋保留(8項)はその期の出走回数が50走未満の場合は発令されないため、事故点0.7点以上で強制となるB2級降格を受け入れ出走回数調整を理由に意図的に斡旋を削除する場合もあります。
競艇予想サイトを活用して高配当を狙う

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そこで活用したいのが競艇予想サイトです。これらのサイトは膨大な過去データや選手傾向、モーター評価、さらには当日の風や波といったコンディションまで分析し、高配当を狙えるレースや買い目を提案してくれます。特に高配当向けプランを用意しているサイトでは、あえてリスクを取った穴狙いの予想を公開している場合もあります。
もちろん、予想サイトの内容を鵜呑みにするのではなく、自分の目でもしっかりと確認する姿勢が重要です。ただ、情報収集の手間を減らし、効率的に穴レースを絞り込むためのツールとして、予想サイトは非常に有用です。
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フライングに関するエピソード
絶対にやってはいけないと理解をしながらもギリギリの勝負を繰り広げる上でどうしても発生してしまうフライング。
最後にフライングにまつわる3つのエピソードを紹介します。
F3で関係なし
田頭実 空前絶後のG1優勝
1999年のSGオーシャンカップを優勝し「ミスター若松」の愛称でも知られる福岡支部の田頭実。
2005年にボートレース若松で行われたG1ダイヤモンドカップにてフライング3本持ちであと1本を切ると事実上の引退勧告の状態にも関わらず優勝戦に進出すると4コースからトップスタートを決めて捲り差しで優勝を飾りました。
F3の状態でG1レースを優勝した選手は後にも先にも田頭実のみでありボートレースファンの間で伝説として語り継がれています。
なお田頭実は多くの弟子達に「フライングだけは絶対に切るな」と常々口にしていますが、当の本人はFを何本持っていても常に0.05秒のスタートを意識して強気な前付け、全速スタートを信条としています。
次にフライングしたら・・・
上瀧和則 有言実行の引退
選手会会長を10年間務め上げ「非情のワイルドボーイ」の愛称で全盛期にはSG戦線でも活躍をした上瀧和則。
2024年6月、ボートレース平和島のピットレポートのコメントにて「次にF(フライング)を切ったら選手を辞めると心に誓っている」と衝撃の発言を行いました。
それからわずか10日後に行われたボートレース大村の一般戦にてフライング失格となった上瀧和則はその日のうちに家事都合を理由に帰郷をすると以降の斡旋を全て削除。それから2か月後の2024年8月8日に引退届を提出し有言実行の引退劇となりました。
さらば不死鳥
植木通彦 突然引退宣言
ボートレース界にモンキーターンを広く定着させ、絶対的王者として君臨した植木通彦。
1989年1月の転覆時に顔をプロペラで切り裂かれ合計75針を縫う大怪我から復活を果たしたことから「不死鳥」、「艇王」のあだ名でも知られるレジェンドです。
そんな植木通彦が39歳という若さでボートレース界を去ったのは間接的な部分ではありますがフライングが理由でした。
2007年、ボートレース平和島で行われたSG総理大臣杯の優勝戦で1号艇を獲得した植木通彦はわずか0.01秒とはいえフライング失格。その返還額は17億円を超えネット発売が無かった当時は発売機の前に多くのお客さんが並ぶ事態となりました。
1年間のSG斡旋対象外(当時の規定)はもちろん責任感の強い植木通彦はファンの期待に応えることが出来なかったことを何よりも悔やむと同時に怪我から復帰し20年間は頑張ろうと心に決めていたこのタイミングこそ自身の引き際であると決断。
同年7月に引退届を提出。引退後は養成所の校長、ボートレースアンバサダーなど多岐にわたり活躍でボートレース界を盛り上げる活動に着手をしています。
フライングについて学ぶ
まとめ
予想においては展示でのフライングは気にしすぎないこと、フライング2回目の選手は避けること、そして予想サイトを活用することがポイントです。わずかな差で結果が左右される厳しい世界ですが、公平性を守るために必要なルールと言えるでしょう。
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