ボートレース下関「G1 開設67周年記念競帝王決定戦」展望注目選手・水面考察・注目モーターを一気に紹介！

ボートレース下関「G1 開設67周年記念　競帝王決定戦」展望注目選手・水面考察・注目モーターを一気に紹介！

下関の周年はGⅠは地元ダブルトップVS豪華遠征組の真っ向勝負か

「GⅠ開設67周年記念競帝王決定戦」がボートレース下関で、3月26日から3月31日までの6日間開催で行われます。

今年の競帝王決定戦は豪華なメンバーが揃いました。昨年のグランプリ出場組が8人も登場、地元の雄も盤石の調整で登場とハイレベルなレースに期待ができます。それでは有力選手の紹介です。

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G1 開設67周年記念　競帝王決定戦概要

日程: 03/26（土）～03/31（木）

グレード: G1

会場: ボートレース下関（下関競艇場）

G1 開設67周年記念　競帝王決定戦注目選手

寺田祥

まずは地元勢、競帝王決定戦はダブルエースが登場、最近の好調ぶりからみると寺田祥選手が一番優勝に近い存在です。

今年はすでに3回優勝をしていますがそのすべてが下関水面で、さらにGⅠ中国地区選手権Vと地元で快走を続けています。ボートレースクラシックも準優勝戦まで進み節間通しての活躍も光りました。

下関での強烈な勝率を武器に優勝に一番近い存在にあるのは間違いありません。

白井英治

山口と言えばこの選手、総大将白井英治選手も地元GⅠ獲りに照準を合わせています。

今年は4優出2Vとまずまずのスタートを決めていますが、GⅠ優勝はまだなく記念レースになると苦戦する場面もある近走です。

歯車がかみ合えばあっさりGⅠを獲れる力があるのは誰もが認めるところで、今年のGⅠ、SG戦線でもう一度主役に躍り出るために地元GⅠを優勝して復活の狼煙を上げたいところでしょう。

桐生順平

遠征勢からは下関好相性の選手をピックアップ、まずは勝率8.26の桐生順平選手です。今年は1月の地元戸田周年の優勝を含むV3の成績で上々の結果を残しています。

下関の水面は穏やかなことも多く、積極的なレースをする桐生選手には好都合、過去には優勝実績もあり得意水面のひとつです。

今節もコースを問わない鋭いターンで優勝を狙います。

篠崎仁志

勝率8.20の篠崎仁志選手も要注目、過去にはSG優出、3度の優勝と地元も近くレースがしやすいのでしょう。

今年は1月の周年記念で2回続けて優出、2月と3月に一般戦を2度優勝と確実に調子を上げてきています。イン戦での強さも復活してきて、取りこぼしが減ったことも調子上昇の要因です。

今節は思いっきり暴れてもらいましょう。

菅章哉

さらに新鋭、勝率8.00の菅章哉選手も目が離せません。

最近の流行りである伸び型仕様の調整をする選手のなかでも超伸び仕様に特化した戦いでファンを興奮させてくれる刺激たっぷりのレースを見せてくれます。

決め手は簡単、まくり一撃で豪快なレースを披露、GⅠでどれだけ通用するか、記念レーサー相手にワクワクできるレースに期待です。

その他

そのほかにも馬場貴也選手、松井繁選手、羽野直也選手、原田幸哉選手、井口佳典選手、毒島誠選手、辻栄蔵選手、石野貴之選手、上野真之介選手、海野康志郎選手など艇界トップクラスのレーサーが競帝王を目指して気合のレースを魅せます。

全選手はこちら

G1 開設67周年記念　競帝王決定戦ドリーム戦

初日海響ドリーム戦出場選手

1号艇に構えるのは地元の絶対的スターの白井選手。常にビックレースに名前がありながらSG、G1レースでなかなかタイトルに手が届かない状況が続き先日の地元開催の地区選ではまさかの準優敗退。今節こそ地元開催での優勝に誰よりも燃えている事は間違いなかったのですが、直前のSGで今度はフライングで失格。

フライング1本を持ったからと何かに影響するレーサーではありませんがどうも乗り切れない状況からの脱却が出来ていない点が節間を通じて響かなければ良いのですが・・・。

昨年ヤングダービーを制覇し若松の記念を制した羽野選手は直前のSGで予選トップレベルの得点を稼ぐも痛恨の妨害の減点に泣いてしまいました。

年末に地元開催となるグランプリ出場へ向けて今年の気合いの入りが違う原田選手は前節は無念の予選落ちと悔しい結果。昨年のG1マスターズチャンピオンを制した下関の水面で再びG1優勝を狙います。

2日目帝王ドリーム戦出場選手

2022年は芦屋の周年記念を制覇し早々にタイトル獲得に成功したナイターキングこと毒島選手が1号艇に構えます。クラシックでは3号艇で優出とナイターキングの名の通りの活躍を見せましたが、節間を通じてモーターの調整は上手くいかずそれが最後の最後に響く敗戦。そのリベンジとなる再びのナイターレースでの絶好枠のレースは注目。

白井選手と双璧を成す地元の寺田選手が3号艇で登場。中国地区選でのG1優勝を含め既に今年下関3Vと絶好調。道中の捌きは艇界屈指でありモーター手探りの今節は知り尽くした水面は大きなアドバンテージになること間違いなし。

チルトを跳ね上げ強烈な捲りを武器にする菅選手、鋭い差しで常に見せ場を演出する辻選手も注目。菅選手は辻選手を内に入れて初日は大外からの一発を狙う可能性も。

G1 開設67周年記念　競帝王決定戦あれこれ

ボートレース下関（下関競艇場）とは？おすすめの買い方や水面特徴まで徹底分析！

まずはピットから２マークまでの距離が遠いのでインコースが深くなりくくピットを飛び出してからの差でコースを取りにくることもあるので、血気盛んにコース取りを決めてくる広島、山口支部の選手が中心の中国地区選では進入が注目されます。

それ以外の特徴では海水のコースであるが堤防導入でプール型であるためそれほど水面の状態は荒れることがないですが稀に潮の高さに変動がある点や、ボートレース常滑と同様にプール形状とはいえ海に面していることから強い浜風が吹き荒れることもあります。

斡旋取り消し後に出場停止処分の渦中にいる峰竜太選手。その弟子の上野真之介選手はコース関係なく安定した走りが出来る配当の使者です。

特に2コースを始めとした差し狙いのレースを得意としているのでビックレースで配当アップに繋がりがちな大外6コースからでも一瞬のタイミングで内から突き抜けて舟券絡みを起こす可能性にも期待。

クラシック裏開催だったびわこのG2ではまさかの初日フライング失格に終わるも節間で安定した走りを披露。とにかく何をしても裏目ばかりの佐賀支部の現状に何か光を差すのはこの男しかいない。

後述のモーター評価でも改めて説明しますが、3月の中旬にモーターの入れ替えが行われたことでG1だが今節が初降ろしとなるモーターを始め使用されているとしても1節間だけという異例開催になります。

「モーターが良いならそれを更に引き出す」「悪いなら修正してパワーアップをする」いずれの意味でもモーターを1日でも早く仕上げる整備巧者の存在が節間の成績を大きく分ける可能性がありA1レーサー勢ぞろいなのでいずれも整備力は申し分ないとはいえ力の差は存在します。

注目は艇界の誰もが認める整備巧者の毒島誠選手。昨年ボートレース丸亀を騒がせた64号機の性能を究極に引き出したことは記憶にも新しく、ボートレース三国の60号機を丸亀の64号機以上と評価するほど仕上げG1で全勝優勝を飾りました。

白井英治選手は地元ということで水面の特徴をしっかり把握していることはもちろんですが、どんなに悪いモーターであっても戦える足にまで仕上げることが出来るレーサーでありよいモーターであれば自分のそのときのレーススタイルに修正して出足、ノビを自在に引き出すことは間違いなし。

これ以外にも原田幸哉選手、馬場貴也選手、坪井康晴選手といった全国各地の整備巧者が集結。

今後のボートレース下関のエース、上位モーターの格付けも決まりかねないトップレーサーたちによるモーター整備は間違いなく見どころとなるでしょう。

G1レースでは初勝利をするまでは絶対に6コースでのレースを続けると明言している佐々木完太選手。

地元の英雄である今村豊さんや白井英治選手のようになるためにあえて自分に対して厳しい条件でのレースを続けています。

ファンはその姿勢を評価する人もいれば「立場や自分の置かれている位置を考えてほしい」、「レースを最初から諦めている」、「舟券を買う側を馬鹿にしている」という厳しい意見も飛んでいます。

ただし現状の立場はかなり厳しい。前期のF2休みの影響で出走数も乏しく今期の勝率は5点台後半と低迷状態で来期はA2が濃厚。今期予定されているG1レースも地元開催の今節が最後となっており今節勝利を挙げれないとヤングダービーや地区選、消化レースの追加斡旋といった例外出場を除きG1への斡旋からは最低でも1年近く遠ざかることとなる。

本人の強い意志と意地でこの6コース戦を行っている以上は結果を残してその姿勢を認めてもらう走りをするしかありません。