ボートレース下関（下関競艇場）超分析 | 競艇予想サイトの口コミ・評判なら競艇予想口コミ.com

ボートレース下関（下関競艇場）とは？おすすめの買い方や水面特徴まで徹底分析！

ボートレース下関は、山口県下関市に位置するボートレース場で1954年10月に誕生。

1983年に当時では史上初の薄暮開催を導入するようになると2017年以降はナイター開催を実施。そして2021年9月には21時以降もレースが行われるミッドナイトボートレースを全国で初めて開催し話題を集めた。

LEDライトを通常の他のボートレース場より高い位置に装着することで「日本一明るいボートレース場」とも称されている。

ボートレース下関（下関競艇場）特徴

広い水面を生かしたピット離れ

海水を利用したプール水面のボートレース下関はピットから2マークまでの距離が全国で2番目となる173mと長く設定されている。これによりタイミングを上手く決めれば外の艇でも内のコースを奪いに行きやすく、対照的に少しでも立ち遅れるとコースを奪われやすい傾向がある。

大外枠のダッシュ勢の選手がピット離れの成功すれば展示は6コースのダッシュだったにも関わらず、本番では4カドのダッシュに・・・という「展示詐欺」が発生することもある。

1枠の1コース率は99%台なのでよほどのことが無い限り近年のボートレース傾向では1コースを奪われないが、展示のピット離れの動きはしっかりとチェックしてレースの予想を組み立てることをお勧めします。

ナイターは目が大事！

「日本一明るいボートレース場」と言われるボートレース下関だが、それだけ明るくともナイターの水面では目の良し悪しが非常に大事となる。当然のことだが暗ければ暗いほど選手がスタートを判断する大時計は見にくくなる。目の良し悪しはどうしても年齢と共に出てくる傾向があるようで2021年に当地で実施されたG1マスターズチャンピオンでも当時最年少だった原田幸哉選手が優勝を飾った。

年齢問わずスタートが苦手な選手はもちろん、当地経験が少ないベテラン選手が大時計から遠いダッシュ勢に回る場合は軽視をしてみるのも良いだろう。

水面傾向

海水を使用する場にありがちなうねりや波については防波堤が設置により他場より軽減されてはいるが潮の高さに変動はあり海沿いに面した場では避けられない強い浜風が吹く。当然のことだが安定板の装着、周回短縮、前日段階での順延発表が行われる。

シード番組

ボートレース下関は一般戦（及びG3）では以下の3レースのシード番組を導入している。

1R	シーモ戦	1枠にA級選手。残り5人はB級選手。
5R	進入固定戦	1枠、4枠にA級選手、残り4人はB級選手。コースの主張は禁止。
7R	ふく～る戦	1枠にA級選手が入る（他は等級関係なし）

いずれの番組も優遇される選手から売れる傾向が強いので勝てない場合は高配当、舟券内にも残らないと売り上げの良いのナイター開催ということも相まって特大配当を呼び込みやすいレースとなっている。

ボートレース下関（下関競艇場）主要レース

G1	競帝王決定戦	周年記念レース。時期は不特定。
G3	長府製作所杯	企業レース。
G3	高須クリニック杯	女子戦限定戦。優勝者には高須クリニックの利用券が贈呈される。
一般	ゴールデンカップ	地元選手によるお盆開催。東京支部屈指の江戸川の巧者が集結する。

ボートレース下関（下関競艇場）舟券攻略

逃げと器用に差せる選手を狙う

イン逃げ率は67～68%辺りを推移する比較的にインが強い場であり、外の艇は捲りより差しが決まりやすい傾向がある。

ターン周りが苦手な選手やモーター不備があるインの選手には受難となる場であるので注意が必要。そして差せる選手に出番が生まれる場なので豪快さよりも器用性が要求される。

上のクラスのレースになるとスタートが横並びとなりダッシュ勢が捲るには少々厳しく、誰かの仕掛けを利用しての攻めに切り替える形を狙ってみるのも良いだろう。

ボートレース下関（下関競艇場）注目情報

レジェンド今村豊

ボートレース下関、ボートレース徳山の2か所を本拠地にする山口支部。白井英治、寺田祥の2人の超スター選手がダブルエースとして君臨しているのだが、支部の多くの選手の心に根付いているのがレジェンド今村豊さんの存在。

若き日の白井英治にレースのイロハを教え持ち当時まだ持ちペラ制度だったころに「ペラを叩いている暇があったらレースを走ることに集中しろ」と命じ自分が叩いたペラだけを渡し一切の整備を禁止させたこともある。これは整備を言い訳にしてレースで負けたと思わせないための今村の考え方であり白井はその言葉を守りレースだけに集中した結果、渡されたペラと抽選で引き当てたエンジンを武器に優勝を果たす。

2021年の引退までにSG優勝2回、G1優勝18回、通算1616勝を積み上げた功績を讃え、今村の引退と同時に新設されたボートレース殿堂入りを果たした。

レースに対しては誰よりもストイックだった姿とは一転し、一流選手にありがちな近寄りがたい雰囲気を誰よりも嫌っており年齢の離れた若手選手にも自ら声をかけ続け積極的にアドバイスを送った。時に一緒に喜び、時に一緒に涙を流すそんな今村の暖かい心に感銘を受けた選手は山口支部はもちろんのこと全国各地に数多く存在しただけにA1レーサーでの突然の引退宣言誰もが衝撃を受けた。