ボートレース福岡「第10回PGⅠクイーンズクライマックス＆ＱＣシリーズ」展望 注目選手・水面考察・注目モーターを紹介！
2021年ボートレースの走り納め、今年は誰がティアラを手にするか。2021年の賞金女王がついに決まる！
「第10回PGⅠクイーンズクライマックス＆クライマックスシリーズ」がボートレース福岡で、12月26日から12月31日までの6日間開催で行われます。
今年のボートレースの総決算、最後は女王の座をかけ12名の女子レーサーが年の瀬に激しい戦いを繰り広げます。
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クイーンズクライマックス・ＱＣシリーズとは
さて、この大会はグランプリとＱＣシリーズの2つがあります。
その違いをまずは紹介
クイーンズクライマックス
G1レース。今年の1月1日から11月28日までの獲得賞金ランキング上位12名だけが出場できる年末の女王を決める大会です。
3日目の28日から3日間戦い上位6名が最終日の31日に優勝をかけてレースをします。
ＱＣシリーズ
同時開催のG3レース。今年1月1日から11月28日までの獲得賞金ランキング13位～54位までの選手が26日の初日から戦い。
4日間の予選と準優、優勝戦が5日目、最終日にそれぞれ行われます。
第10回PGⅠクイーンズクライマックス 注目選手
遠藤 エミ選手 獲得賞金ランキング1位
今年の遠藤選手は絶好調、久しぶりにキレのあるレースを1年通じてできている印象が強いです。年間7度の優勝、内容も充実していて8月の浜名湖レディースチャンピオン優勝、11月の多摩川レディースチャレンジカップ優勝と圧巻の走りを見せています。
2017年の大村大会は4連勝で優勝、今年は4年ぶりのティアラを目指してどのような戦いをみせてくれるか今から注目です。
平高 奈菜 獲得賞金ランキング2位
昨年浜名湖で開催されたクイーンズクライマックスで優勝し、今年は年間6勝と途中ケガで休む期間がありながら堂々の活躍をしています。男子のトップレーサーのなかに入っても当たり負けしないレーススタイルは間違いなく女子レーサーではナンバーワン。
今だレディースクライマックスを連覇した選手はなく、今年はその偉業を達成できる可能性も高いはず。得意の水面で攻めのレースに期待です。
守屋 美穂 獲得賞金ランキング3位
今年は年間6勝と安定した成績を残しています。スピード力は女性艇界のなかではトップクラスというのは周知の事実、あとは結果を出すだけとなっています。
昨年は優勝戦2号艇とティアラまではあとわずかの位置まできています。初のティアラを目指して今年も気持のこもったレースを見せてくれることでしょう。
田口 節子 獲得賞金ランキング4位
今年は後半だけで5度の優勝と今一番調子と結果を出しているレーサーのひとりです。往年の力が完全復活、1着量産型の完璧な戦いっぷりは賞金女王戦を2年連続優勝した2011年、2012年のときを思い出させます。
勝ち方を知っている元女王が短期決戦でどのような戦いを仕掛けてくるか今から楽しみです。
渡邊 優美 獲得賞金ランキング5位
今年1番成長したのが渡邉選手ではないでしょうか。勝率も7点台をキープして走りも枠番問わず好成績を残していて完全に上のステージに上がった感じがあります。
地元福岡で開催されるクイーンズクライマックスというのも好都合で初出場、初優勝を目指して勢いあるレースをみせることでしょう。
小野 生奈 獲得賞金ランキング6位
8年連続8度目の出場になるクイーンズクライマックスの常連選手です。地元福岡で行われる今回は初のティアラ載冠に向けて最高の舞台。年間3勝と1年通じて波が少ない戦いをしています。
昨年の大会では優勝戦2着と優勝する力はすでに備わっています。
その他
平山智加選手、細川裕子選手、西村美智子選手、寺田千恵選手、海野ゆかり選手、大山千広選手などがティアラ目指して見せ場溢れる戦いを繰り広げるでしょう。
第10回PGⅠクイーンズクライマックス／G3 ＱＣシリーズ 注目レース
G1 クイーンズクライマックス（初日）11R
１号艇：平高 奈菜
２号艇：守屋 美穂
３号艇：小野 生奈
４号艇：平山 智加
５号艇：寺田 千恵
６号艇：海野 ゆかり
人気の中心となるのは①平高、②守屋でしょう。
インが弱いとされる福岡ですが対照的にイン戦での取りこぼしが少ない①平高で②守屋も平高選手よほど遅れを取らない限りはじか捲りは望めないため差しで勝負を挑みにいくもモーターはどれも高い性能同士の戦いであり捲り完全有利とされる福岡においては分が悪い。
一発を狙うなら浮上するのは③小野。乗りなれた地元の水面でうねりを上手く乗りこなし捲りで一発を狙う。スピード力があり強力で出足を誇る25号機を獲得した④平山はダッシュ戦ということで分が悪そうだが③小野の攻めに乗じたい。
軽視したいのが⑤寺田。最近は数字を落としつつあるモーターに加えてペラの交換の災難と短期間勝負においてマイナス点が多く明らかに年齢による衰えも目立つ。
買い目
1-34-2346
34-34-126(計10点）
G1 クイーンズクライマックス（初日）12R
１号艇：遠藤 エミ
２号艇：田口 節子
３号艇：渡邉 優美
４号艇：細川 裕子
５号艇：西村 美智子
６号艇：大山 千広
強力なメンバーが揃ったレースだがここはこの1年の実績、勝負強さなどを総合し①遠藤の1着は鉄板と見たい。焦点は2番手争い。
道中の捌きには定評のある②田口は外からの攻めが届かなければまず2~3着は揺るが無そうなだけにイン逃げ展開となれば軸に据えて相手を手広く流したい。
地元の成長株③渡邉は握るより差す方が上手いことからここは無理な勝負に出ず着広いという可能性も考慮。④細川はダッシュの幅が狭い福岡でスタートの遅いだけに攻め遅れ3着まで。
買い目
1-23-2346（計6点）
G3 QCシリーズ（初日） 12R ドリーム戦
１号艇：三浦 永理
２号艇：中川 りな
３号艇：松本 晶恵
４号艇：櫻本 あゆみ
５号艇：宇野 弥生
６号艇：長嶋 万記
※1号艇予定だった鎌倉 涼選手が首の怪我による体調不良で急遽欠場。
このため枠がそれぞれ内へスライド。追加参戦として6号艇に長嶋 万記選手が加わってのドリーム戦となります。
買い目
当初得意の捲り狙いを期待した中川選手が鎌倉選手の欠場で1つ内に入ってしまったのは穴狙いとして厳しい様相。代名詞である3コース戦からの捲りに加えて地元の福岡水面を味方に出来る最大の要素から一転し差しでの勝負では直近でも優出を果たしている11号機をゲットした三浦選手には分が悪い。
スタート巧者の捲り型⑤宇野選手についてもダッシュ幅の狭い福岡ではスリット付近で凹む可能性が低いこのメンバーでは展開に恵まれないことが予想される。
こうなると必然的に穴を狙うのであればセンター勢の③松本、④櫻本の群馬勢だろう。③松本が握って仕掛けたところを④櫻本が連動、乗じることが出来るか否か？
買い目
1-34-2345
34-345-345（計10点）
第10回PGⅠクイーンズクライマックス／G3 ＱＣシリーズ あれこれ
ダッシュの距離が短くスロー勢が有利といわれるボートレース福岡。川と海の境目にボートレース場が隣接されている事影響で1マーク付近には独特のうねりが発生することから捲りが決まりやすい水面とも称される。
男子と異なり基本的に枠なりでスロー3艇、ダッシュ3艇での戦いとなることが多い女子戦。穴党は3コース捲りがおススメだ。
女子戦のトップだけではなく男子相手にも力強い走りを見せ続ける守屋 美穂選手。
これまでG2優勝はありながらG1タイトルには手が届きそうで届かないという場面が続いています。
SG/G1レースで男子相手にも予選突破で奮闘したこの1年の最後に待望のG1初タイトル獲得となるでしょうか？
獲得賞金が示すとおりこの1年の女子ボートレース界を牽引したのは遠藤 エミ選手で間違いないでしょう。
8月にG1レディースチャンピオンを涙の初優勝。11月にはG2レディースチャレンジカップV4を飾り先日はG1BBCトーナメントにて男子レーサーを相手に優出と勝負強さが最大の武器。
これまで幾多の爪跡を残す走りを見せている得意のクイーンズクライマックス。女子G1年間ダブル優勝へ向けて初日からのその走りが注目されます。
次にグランプリシリーズの有力選手です。
鎌倉 涼選手は今年は年間5勝と産休前の戦いっぷりと遜色ないところまで成績がもどりました。
女子のなかでは最上位のテクニックとスピードがあるのは間違いなく、来年に向けて何としてでも優勝しておきたい大会です。
※今節は首の怪我とその頭痛が酷く12月23日に欠場を自身のTwitterにて発表
三浦 永理選手は初代クイーンズクライマックスの覇者であり2017年のシリーズ優勝者。持ち前のテクニックにも磨きがかかり安定した成績を残しています。
今年は8度の優出をしていて調整がバッチリあえば怖い存在になることは間違いありません。初日ドリーム戦では鎌倉選手の欠場もあり急遽のポールポジションを獲得に成功。
中川 りな選手は今年5月に初優勝をあげ、10月には芦屋で地元優勝をおさめるなど今年飛躍選手のひとりです。スロー水域で1着率の高さに特徴があり3コースの捲りは代名詞となりつつある。
うねりの出やすい福岡水面でどのようなレースをみせるかとても楽しみな選手です。
そしてこの一年で最も名前を売った高田 ひかる選手も出場。フライング1本持ちですが前期もF2を背負いながら勝負をするなどあまり気にしないタイプ。
女子選手ながら3カド戦の勝負に出たりと常に舟券購入者をワクワクさせるその走りで今節を盛り上げること間違いなしでしょう。
そのほかにも松本晶恵選手、櫻本あゆみ選手、宇野弥生選手、長嶋万記選手、大瀧明日香選手、中田夕貴選手などの実力者が年末の戦いに華を添えます。
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第10回PGⅠクイーンズクライマックス／G3 ＱＣシリーズ 注目モーター
（使用期間 2021年 8/13 ～ 2021年 12/13）
注目機トップ6
1位 21号機 2連対率 48.81％
2位 32号機 2連対率 48.61％
3位 14号機 2連対率 48.10％
4位 56号機 2連対率 48.05％
5位 73号機 2連対率 47.30％
6位 40号機 2連対率 46.97％
上位の機力は拮抗していて超抜クラスのモーターはまだありませんが、その中で注目したいのは2つのモーター。
32号機はパワーがある印象、安定した成績を残し。出足も伸びも調整次第で良化させることができるので、相性良い選手が引き当てたら怖い存在を地元の大山 千広選手が獲得した点は非常に楽しみな要素となりそうですがペラ交換後の成績低下はやや気になるところ。
73号機は選手を問わず好成績を残す素性機、行き足から伸び足が目立つ印象があり伸びよりに調整を施す選手が引き当てたらかなり面白くなりそなことでしたが道中戦に安定感がありスタート巧者の田口 節子選手がこのモーターをどのように使いこなすか？
第10回PGⅠクイーンズクライマックス／G3 ＱＣシリーズ 予想ポイント
ボートレース福岡の水面は那珂川の河口付近にあり、風向き、風力、潮の干満によってうねりが発生する特徴があります。満ち潮のときはうねりが多くなる傾向があり、特に北，北東の風が強いときはうねりが複雑になりとても難解です。
冬場は、ホームに対して追い風が吹くことが多く、さらに気温も下がるので1コースの1着が多くなる可能性が高いです。
気象状況は必ず確認して一周の展示タイムなども確認して舟券予想をしていくことが必要となるでしょう。
第10回PGⅠクイーンズクライマックス／G3 ＱＣシリーズ まとめ
1年のボート納めはクイーンズクライマックス・クライマックスシリーズ戦です。感動と興奮の6日間を思いっきり楽しみましょう。
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