G1 第69回九州地区選手権競走 展望
絶対王者参戦！
「G1 第69回九州地区選手権競走」がボートレース若松で、2月12日から17日までの6日間にわたり開催されます。
福岡支部・佐賀支部・長崎支部が集結の九州地区選手権です。SGウィナーが8人出場する全国屈指のハイレベルな九州地区。
ナイターレースで注目度もいちばん高い一節になるでしょう。
概要
日程: 02/12（日）～ 02/17（金）
グレード: G1
会場: ボートレース若松（若松競艇場）
補足
初日、2日目にはそれぞれドリーム戦が組まれている。
初日 出場選手
| 枠 | 名前 | 支部 |
|---|---|---|
| 1 | 峰 竜太 | 佐賀 |
| 2 | 西山 貴浩 | 福岡 |
| 3 | 原田 幸哉 | 長崎 |
| 5 | 宮地 元輝 | 佐賀 |
| 5 | 岡崎 恭裕 | 福岡 |
| 6 | 新開 航 | 福岡 |
2日目 出場選手
| 枠 | 名前 | 支部 |
|---|---|---|
| 1 | 瓜生 正義 | 福岡 |
| 2 | 深川 真二 | 佐賀 |
| 3 | 篠崎 仁志 | 福岡 |
| 5 | 羽野 直也 | 福岡 |
| 6 | 赤坂 俊輔 | 長崎 |
| 6 | 前田 将太 | 福岡 |
出場選手は九州地区（福岡支部・長崎支部・佐賀支部）の選手のみとなっておりG1だがB級レーサーの出場も可能。
注目選手
峰 竜太
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 佐賀 | 95 | 1 |
2023年よりG1の舞台へ戻ってきた峰 竜太。
残念ながらこのレースを優勝してもクラシックへの出場資格を得ることが出来ずクラシックの裏開催のG2に出場することが決定している立場ではありますが久しぶりのタイトル獲得に誰よりも燃えていることでしょう。
年明けに昨年途中帰郷で批判を浴びるきっかけにもなった地元開催を優勝。直前の若松の記念では優勝戦進出こそ逃すも復帰初戦に6コースから勝ち切った姿には多くのファンが改めてそのすごさを思い知らされる1勝でした。
直前の多摩川の一般戦ではドリーム戦1号艇で負けてしまったり、無理やりなレース運びが問題視され減点処分とまさかの予選落ちに終わりましたが気持ちを切り替えここではスーパースター峰 竜太の走りを期待したい。
西山 貴浩
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 福岡 | 97 | 2 |
今年既に2Vと昨年1年間の優勝回数に並んだ西山 貴浩。
先日発表されたSGボートレースオールスターの中間投票では大好きな池田 浩二に次ぐ第2位でのランクインが発表されたことも話題となった。しかし昨年はSGどころかG1でもまったく見せ場らしい見せ場もなくクラシックの出場権利を手にするうえで今節がラストチャンス（西山も峰同様にこのままだと裏開催のG2が内定済）
昨年、親交のあった後輩の中田 達也さんがレース中の事故でこの世を去り涙が出なくなるまで泣き続けたことや、中田さんの師匠である塩田 北斗と「達也とともに走ろう」という熱い決意の約束を交わした西山。
2021年の江戸川以来となるG1優勝、そして待望のSG制覇へ向けた2023年の西山の強い走りに期待。
田頭 実
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 福岡 | 58 | 0 |
原田 幸哉、瓜生 正義、羽野 直也などいくらでも触れたい選手がいる九州地区ですが3人目には田頭 実をピックアップ。
「ミスター若松」と称される当地を代表するベテランは現在F2と追い込まれた状況・・・なのだが、現在開催中の蒲郡の一般戦に準優勝戦に1号艇で進出を果たした。しかも節間中には0.06のスタートを2コースから決めて勝利を飾るなどまったくフライングに動じない走りはいつものことながらファンを驚かせた。
最近は黒い噂や身内でのゴタゴタが悪い意味で話題となっているが、このスタートをする選手にとってそれは噂にしか過ぎないのだろう。
今や伝説となっているF3でG1優勝を飾った舞台でのG1。地区選は普段G1を勝たない選手や久しぶりにG1を勝つことが多いレースとしてもお馴染みだが大ベテランが一仕事をやり遂げてもおかしくはないだろう。
羽野 直也
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 福岡 | 76 | 1 |
今年の正月開催で優勝、直前の若松の記念でも連覇を狙って優勝戦に進出した福岡支部の若きエース羽野 直也。
福岡支部の若手のホープと言われ続けた選手ですが昨年G1を2回優勝、グランプリ出場と成績を考えるといよいよ「福岡支部のエース=羽野 直也」の時代が到来。
今年は待望のSG制覇へ向けて大事な1年。昨年予選トップクラスの得点を記録しながらも減点が響き予選落ちをしてしまったボートレースクラシックの舞台へ向けて最高の流れで駒を進めるためにもここは通算5度目のG1優勝を飾りたい。
上野 真之介
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 佐賀 | 102 | 0 |
峰 竜太が記念の舞台へ戻ってきたり、若手の選手たちの目覚ましい活躍が話題となっている佐賀支部。
そのちょうど中間の世代の代表格にあたるのが上野 真之介。
これまで何度もG1、SGの舞台で優勝戦に乗り続けた選手ですが未だに優勝には手が届いていない。
待望の初G1、そして権利を持っていなボートレースクラシックへの出場権利を狙う。
瓜生 正義
| 支部 | 期 | 2023 優勝回数 |
|---|---|---|
| 福岡 | 76 | 0 |
2021年の賞金王に輝いた瓜生 正義。
昨年は上瀧 和則に代わって選手会会長に就任し艇界を内側から変えていく決意を新たにした1年だったがグランプリに出場しながらも26年連続で続いていた優勝が最後まで1度も無かった何とも言えない1年だった。
ただし立場が変わった今でも「選手のいる内はグランプリを目指したい」、「リズムやスランプというのは自分の中には無い、弱いから負けた」とJLCレジャーチャンネルのインタビューにも答えるなどまだまだ戦う意識は健在。
選手会長就任後最初の優勝、そして史上初となる選手会長によるG1（SG制覇）は今年こそ達成なるか？
その他
地元福岡からは石川 真二、今村 暢孝らベテラン勢から竹井 貴史、新開 航ら若手まで注目選手が目白押し。
佐賀支部からは飛躍が期待される定松 勇樹、末永 和也の両者が地区選に登場し実力を試す戦い。
長崎支部からは今年注目のエース候補の村上 遼がレースを盛り上げる。
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あれこれ
進入合戦勃発
毎年のことだが、九州地区選手権は進入が読みにくい傾向が特に強い地区選。これは九州地区にいわゆるイン屋と呼ばれる選手が多く揃っており通常であれば一般戦回りが多いその選手たちが一同にこのレースに集まってしまうのが原因とされている。
イン屋として警戒が必要がなのは登録番号順に並べると田頭 実（福岡）、今村 暢孝（福岡）、石川 真二（福岡）、深川 真二（佐賀）の4名。
原田 幸哉、西山 貴浩、峰 竜太なども外枠でのレースでは動く傾向があるが、上記に挙げた選手に関しては1コースを常に奪うようなコース取りを行っていくので注意が必要。
元気な若手たち
今節の出場メンバーを見ると九州地区も全体的に世代交代を予感させる雰囲気が漂っている。一時は将来の期待の一角というイメージの強かった羽野 直也よりも登録番号が若いA1選手が多くなってきたというのがその大きな証拠だろう。
福岡支部はその羽野はもちろんのこと、昨年G2優勝を含む10Vで今節のドリーム戦にも登場する新開 航の活躍が目覚しい。
愛知支部から移籍してきて長年強力レーサーが生まれなかった長崎支部では村上 遼が急成長を果たし30代に突入した今後は記念クラスでの活躍が非常に楽しみになってきている。
峰 竜太が記念戦線に復帰を果たした佐賀支部では峰一派の定松 勇樹、末永 和也、安河内 健のA1トリオに注目。
注目モーター
（使用期間 2022年 11/14～ 2023年 02/05）
注目機
| モーター | 2連対率 | 優勝回数 |
|---|---|---|
| 4号機 | 40.0% | 1 |
| 20号機 | 50.0% | 2 |
| 61号機 | 50.0% | 0 |
| 28号機 | 34.6% | 0 |
| 7号機 | 36.9% | 1 |
注目機解説
直前のミッドナイトボートレースで使用されることが控えられた20号機は桐生 順平が記念を制したモーターで現状のパワーは最上位クラス。
それ以外で注目したいところでは直前に山田 丈が初日に3カドから波乱を呼んだ4号機、そして刑部 亜里紗がダッシュ戦で強力な展開を連発した28号機。
特に28号機は外枠戦ばかりを刑部が任された影響でエンジンもペラもダッシュに完全に偏った仕上げとなっており使用者によっては引き続き狙ってみるのも面白そう。
使用モーター
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G1 第69回九州地区選手権競走 予想ポイント
若松で開催されるGⅠは本命よりの配当が多くなるのが特徴です。
ダッシュからの攻めがなかなか決まりにくく、2コースや3コースからの差し、まくり差しが配当面では妙味ありかと。
また、この時期は向い風が吹きやすい若松、セオリーならまくりが決まりやすくなりますが、若松の場合は強い向かい風以外は、やはり差しが良く決まるので注意が必要です。
そして前付けおじさん集合の今節は進入も要チェック。特にF2を既に抱えている田頭 実、石川 真二の両者の状態は気になるところ。
G1 第69回九州地区選手権競走 まとめ
峰 竜太の参戦するナイターG1ということもあり多くの注目を集めそうな今節。
ただし峰自身も「80m起こしをしないといけない」と語るほど艇界を代表するイン屋が集結する九州地区は一筋縄ではいかない。
果してクラシックへ向けてのラストチケットを獲得するのは誰になるでしょうか？
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「簡単そうで当たらない」
「紐抜けをして大物を取り逃がしてしまった」
「インが逃げれそうな番組なのに負けてハズれてしまった」
誰もが経験したことある苦い経験。
それだけボートレースとは奥が深く難しいものとされています。
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