ボートレース戸田「G1 戸田プリムローズ開設66周年記念」展望注目選手・水面考察・注目モーターを一気に紹介！

地元エースの連覇か？新しいスターの誕生か？

4月13日よりボートレース戸田にて「G1 戸田プリムローズ開設66周年記念」が開催される。

今年の2月に65周年の記念レースで桐生順平選手が優勝して約2ヶ月。難水面の戸田に全国のスターレーサーが再び集結。

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G1 戸田プリムローズ開設66周年記念概要

日程: 04/13（水）～04/18（月）

グレード: G1

会場: ボートレース戸田（戸田競艇場）

G1 戸田プリムローズ開設66周年記念注目選手

桐生順平

優勝候補の筆頭は1月開催のプリムローズを圧倒的な強さで優勝した埼玉の絶対エース桐生順平選手で、昨年の復調から好調持続で今年も優勝を重ねています。

前節の宮島チャンピオンカップも優出と順調そのもの。地元の意地で14度目のGⅠ優勝に向けて盤石の状態で登場です。

佐藤翼

次いで若手の雄、佐藤翼選手です。

昨年はGⅠ初優勝を決めるなどレーサーとしてひとつ上のステージに上がりました。1月のプリムローズでは準優1号艇ながら3着に破れてしまい、ここはリベンジの大会。早いスタートと強気のまくりはSGでも通じるレベルまで高まってきています。乗り慣れた戸田水面で暴れまくるレースに期待します。

中田竜太

もうひとり、中田竜太選手も注目です。ヤングダービー、4年前のプリムローズ優勝と順調に進んできましたが、ここ数年は若干スランプ気味。

しかし、破壊力は間違いなくGⅠクラスで、差し主体の切れ味鋭いレースで1着を獲っていくレースを得意にしています。今大会を再び飛躍するよいキッカケになるように調整は十分です。

馬場貴也

遠征勢も面白い選手が沢山登場します。面白いのは馬場貴也選手、宮島チャンピオンカップでは優勝戦1号艇で惜しくも破れてしまいましたが、節間通して強いレースを見せていました。

戸田水面も得意で好調持続で参戦するのも心強いです。

石野貴之

また、復調濃厚な石野貴之選手も侮れません。グランプリを制覇してからなかなか苦戦のレースが続いていましたが、ようやく今年に入って成績も安定、さすがの強さを見せています。

戸田は3度優勝するなど得意な水面、積極的なレースで上位着順を重ねていくレースは見ものです。

遠藤エミ

プリムローズは女子レーサーが出場するGⅠ、今年は3名参加します。

まずはＳＧクラシックで70年のボートレース史のなかで初めての女子で優勝した遠藤エミ選手です。男女混合GⅠを獲るのにもっとも近い女子レーサーと言われてからしばらく経ちましたが、いきなりのSG優勝、女子も男子に混じってトップクラスで戦えることを証明しました。プリムローズでも台風の目になることでしょう。

大山千広

人気女子レーサーの大山千広選手も登場します。フライング2本と厳しい戦いは続いていますが、そのなかでもスタートはしっかりと決めていて女子のなかではひとつ抜けた存在です。

スタートは無理できなくても、外を回す豪快なターンと切れ味鋭い差しの二段構えは他の選手には脅威のはず。20代女子レーサーのなかで混合G1 優勝に一番近い存在です。

平山智加

過去にG1を3度優勝している平山智加選手も忘れてはなりません。先日の遠藤選手のSG優勝はとんでもない偉業ですが、平山選手も過去には記念G1を制覇した経験もある実力者。

2人の子供を生みその都度産休に入った時期もありながら常に進化を続ける最強女子レーサーも世代の近く常にレースで顔を合わせる事が多い遠藤選手に刺激を受けている事は間違いなく女子の軽さを生かした走りで節間で見せ場を作ることが期待されます。

その他

そのほかにも菊地孝平選手、新田雄史選手、井口佳典選手、茅原悠紀選手、田村隆信選手、篠崎元志選手、寺田祥選手、丸野一樹選手、永井彪也選手、船岡洋一郎選手など強豪が多数参戦します。

全選手はこちら

G1 戸田プリムローズ開設66周年記念ドリーム戦

初日ウインビードリーム出場選手

特に動いてくる選手が不在ということで地元の絶対的エース①桐生のイン逃げがモーターの良し悪し関わらずここは濃厚。ただし2列目以降に関しては難解。

大前提として戸田は1マークが狭いことから差しが不利とされ握るレースが有利とされる捲り水面。戸田参戦自体が久しぶりな②篠崎（元）選手が上手く乗れるか疑問が出てくるのは当然といえるでしょう。

一方で③馬場選手は得意の捲り差し狙いで入るので強引なレースにはならない。こうなると内が凹んだり、外のほうが飛び出しが速くない限りはダッシュ勢の3人はその内を見ながら行く形となり勝ちきるのは厳しくなり1つでも上の着順を狙う戦いが濃厚。

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2日目ウインクドリーム出場選手

握るより差すのが上手い選手がずらりと並んだドリーム戦。今年絶好調の①菊地選手は抜群のスタートタイミングで行くので②寺田選手は基本的には差しに回る形となる。

ただし、不安点について述べるのであれば、①菊地選手はスタートタイミングを合わせるのが抜群に上手い代償としてスタートで一度レバーを入れるという点。つまりスリット付近のノビが弱いモーターであればここから伸びきれずにやられてしまうこともあるのでスタートタイミング=イン戦磐石と考えない方が良い典型例。

③石野選手がスタート少し遅めなのでカドの④井口選手が上手く飛び出せば4カド差し展開も。⑤佐藤、⑥丸野の両者は内から伸ばせば上位着も可能。

初日に比べると2日目のドリーム戦は波乱要素も秘めており穴党には楽しみなレースとなりそうだ。

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G1 戸田プリムローズ開設66周年記念あれこれ

インが弱いとされるボートレース戸田。更に内側が非常に狭いことから2コースの差しはターンマークで詰まってしまい決まりにくいことでも有名。

対照的にダッシュ勢に出番が生まれやすく捲り好きの人には面白い配当を提供してくれる穴予想向けのレース場。ただしここからが面白く2コースの差しが決まりにくい、ダッシュが攻めることで内が潰れたところに大外の6コースが内から差しで舟券に絡みやすい。

この部分を知らない人が多いことから6号艇（6コース）が絡むと高配当になりやすい傾向が強く準優勝戦、優勝戦になるほど大外6コースの差しが軽視される。

舟券の押さえでもいいのでしっかりと組み込んだ上で予想をしてみると良いでしょう。

モーターの良し悪しはもちろんですが、選手の得意不得意が出やすいのもボート戸田の大きな特徴。

昨年度のプリムローズに出場した選手の中には戸田が数年ぶりという選手も多く勝率の欄が0.00も多く今節ドリーム戦に出場する篠崎元志選手も直近3年は出場すら無いという状況です。

関東圏の中でも江戸川に次いでビックレースの少ないボートレース場ということもあってか一般戦周りをしているA1選手のほうがコースの特徴を良く知っているというケースも多く地元の桐生順平選手を筆頭とした埼玉支部の選手や準地元の東京、群馬支部の選手は狙い目となる。

2002年グランプリ、2006年笹川賞などボートレース戸田で幾度と無くSGタイトルを獲得してきた群馬支部を代表するレーサーの1人である山崎智也選手。71期生の同期である深川真二と共に今節出場する選手では最も古株となる山崎選手が来期へ向けて危機的状況を迎えている。

勝率はA1の最低ラインといわれる6.20を大きく下回っており6点台を最終的に記録できるのかも微妙なライン。4月は今節を含めて参戦済みの宮島の記念、今節、蒲郡の一般戦を審査期間を跨ぐ形で参戦を予定しているのだが状況は良いものではない。

今年の2月に行われた戸田プリムローズでも得意の戸田でかつてのような走りを見せることも出来ないまま大惨敗で予選落ち。3月後半の地元桐生の一般戦でも予選突破も叶わない状況とレースについていくのが精一杯のような成績の陰りはかつてトップレーサーを相手に若手の頃から立ち向かった姿が消えてしまったような内容。

長年続いたA1級の座が終焉となるのか？それともここで意地の走りが出来るのか？審査期間終了前に実質ラストとなる勝負がけの節間でのパフォーマンスは注目。

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G1 戸田プリムローズ開設66周年記念注目モーター

（使用期間 2021年 07/22～ 2022年 04/04）

注目機トップ5

63号機　2連対率49.74％　勝率6.38　優勝回数3回
1号機　 2連対率49.72％　勝率6.13　優勝回数1回
14号機　2連対率49.40％　勝率6.27　優勝回数0回
40号機　2連対率46.49％　勝率6.16　優勝回数4回
46号機　2連対率43.98％　勝率5.96　優勝回数0回

注目機解説

ボートレース戸田は極端に良いモーターが揃っておりその機力の良し悪しに最近は大きな変動がない。現状で能力が冴えないモーターの上積みというのは期待への期待は薄い。

選手たちの中で評判が良いのは63号機。スリット付近のノビが強烈でありエース機として高い評価を受けている注目機は黒井達矢選手が獲得。

40号機は前年度の戸田プリムローズで桐生順平選手が優勝を果たしたモーター。2022年の年明け頃には3連率が70%近くを記録していたこのモーターは桐生選手の使用で更なる上積みに成功したが直前の開催前でペラを交換。ノビ重視のアウト屋の阿波選手が良い感じに上積みをしていた直後にフライングで即日帰郷となってしまい中途半端な状態で渡ることになった点が気になりますが原田　篤志選手が獲得。

幾度と無く優出を果たしながら優勝が無かった1号機は2月の一般戦で馬場貴也選手が6号艇で優勝。スリット付近のノビが強烈なモーターが多いボートレース戸田だが1号機の最大の特徴は向こう正面の差し足が鋭いという点。1周目1マーク後に押し出すように伸びていくこのモーターは使用者によっては大きな武器となるこのモーターは地元の優勝候補の一人である佐藤翼選手が獲得しただけに初日から注目が集まります。

ターン周りの回転力が強すぎて使用者が苦労する替わりにその潜在能力はパワーモーター揃いの戸田でも見劣ることの無い46号機や、2度の優勝を誇る64号機も注目。

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