ボートレース若松は福岡県北九州市若松区にあるレース場。
潮の出入りもあり、季節や風向き、潮の向きや潮位によって様々な顔をもつレース場ともいえる。
周年記念として全日本覇者決定戦、若松での地区戦として正月は正月特選競走、ゴールデンウィークにはGW特選競走、お盆にはお盆特選競走が行われる。
これまでオーシャンカップやボートレースメモリアルなど夏場に開催されるSGが多く行われてきた。
水面特徴
2マークの後方から海からの潮の出入りがある。
そのため満潮に向かっては追い潮、干潮に向かっては向かい潮となる。
また満潮では1マーク付近が潮だまりとなり旋回がしにくくなるためインが有利となる。
逆に干潮に向かってまくりが決まりやすくなることもある。夏場の水面では強い風はあまりないのだが、冬場では北風が2マークから1マーク方向に吹き、追い風となると差しがよく決まるようになる。
この時に満潮に向かっているようだと2コースの連対率がグンとよくなる。
企画レース
一般戦
5R 進入固定戦隊 ゴレースジャー(進入固定戦 1,2,4にA級選手を配置することが多い。)
8R エイトビート(1,2,3枠にA級選手を配置することが多い。)
どちらも1枠よりその他2人の方が成績やモーターが優勢の場合が多い。
舟券攻略
おおまかな傾向
インの1着率は55%程度と全国的にみても中間の信頼度。3連対率になったときに上位3分の1に入ってくる。
そうなれば連軸視はしても少し不安があるようなら2・3着につけて配当妙味を追うという方法もあるのかもしれない。
それがよく出ているのは2連単でも2着にインを入れた組み合わせで
2-1 | 6.9%(1015円) |
3-1 | 5.3%(1334円) |
4-1 | 3.8%(2001円) |
※カッコ内は平均配当
というように割合自体は他場よりも高く感じる。
一方で配当面では幾分落ち着いてしまう面もあるので、あくまでもしっかりと的中を目指して中穴を…というのがスタイルになってくるのではないか。
個人的感覚を頼りに言えば若松は2コースが異常に強いというイメージがある。
しかしデータ的には全国的にみてもほぼ真ん中かやや低いくらい。ということはやはり潮や風の影響によって左右されるということを再認識した。
2コースの狙い目としては満潮に向かう時間帯に潮がわずかながらでも追い潮状態で、さらに冬場の北風が吹いた際の追い風。
この条件であるとインや攻めの選手が1マークのターンが膨れやすくなるために2コースの頭を狙っていけるはずだ。
穴狙い人向け
穴党の方はまずは企画レースの2つの展開面で荒れるところを探すと、思わぬ配当もあり得るはずだ。
どちらも比較的インの選手の方が機力面で劣勢ということがある。
となるとセンター枠の選手がまくりきった場合に内側を沈めればそれだけで万舟券となってしまうこともある。
さらに向かい潮に向かい風、追い潮に追い風というように、潮と風が重なった際のセンター勢が攻め込むレースを狙ってほしい。
若松公式の水面特徴などでも過去に紹介されていたが、ガンガン握りこむ選手がセンターにいる際は5コースのまくり差しが有効とされているようだ。
特に両条件が追いであると1マークは攻め手が流れ、3=5や4=5など5コース選手の突き抜けまで警戒しておけば、出現率を極端に下げることなく配当面でかなりの期待が出来る。
このとき内2人がF持ちであったりするとより一層仕掛けに期待したくなる。
その他の注目データ
若松の得意選手としては1着数や優勝回数の面から田頭実選手、今村暢孝選手、瓜生正義選手の名が挙げられる。
とくに田頭選手はダントツの1着数トップで、優勝回数も2位の瓜生選手に倍近い14回の優勝を誇っている。
一方でスタート事故数もトップタイの9回となっており、攻めの姿勢がプラスに働いている反面、フライングに散ってしまうこともあるということがわかる。
ポイントまとめ
①風と潮の向きは確認をしておく。
②インを断然信頼というよりは2・3着で中穴狙いを。
③追い風、追い潮と条件がそろえば2コースの差し抜け狙い撃ち。
④センターからの仕掛けで5コースの1着まで狙うと配当妙味が上昇
⑤田頭選手を見つけたらスタートから注目。