木下翔太(大阪支部): 遠回りで掴んだ栄光

木下翔太は大阪支部に所属をするボートレーサーです。

2019年にSG戦線を賑わせた若き天才は痛恨の大失態を機に表舞台から離脱。更には金銭トラブルもあり・・・。

遠回りをしたG1制覇までの足跡を今回は振り返っていきます。

木下翔太 これまで

選手情報

木下翔太 写真

支部
大阪108

幼少期~学生時代

木下翔太は大阪府出身。

 

父親の真保敬義、母親の木下裕美子それぞれがボートレーサーも離婚。木下翔太は育ててくれた母親へ恩返しをするべく両親と同じボートレーサーを目指すことを志します。

大阪市立桜宮高等学校を卒業後に養成所に108期生として入所をしています。

養成所時代

ボートレーサー養成所 サムネイル

養成所時代の同期リーグでは優出6回、勝率6.82の好成績をマークしたことからデビュー前から逸材として注目を集める。

江崎一雄 写真

ただし108期には同期リーグを7度優勝、勝率8.64という驚異的な成績を残し「数年に一度のスーパールーキー」と称された江崎一雄(元福岡支部)がおり木下翔太の優勝は何度も阻まれていました。

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江崎一雄はデビュー節で優勝戦に進出という偉業を成し遂げ3年で優勝、4年でSG出場を達成。

しかしその後は不振に悩み晩年は悪い噂も絶えない中で2024年に現役を引退しています。

デビュー後

2011年5月3日にボートレース住之江でデビューを果たすとそれからわずか1カ月後の2011年6月15日に初勝利を達成。

デビュー期にして勝率4.02、3勝を挙げ同じく勝率4点台を1期目に達成した江崎一雄と共に注目の新人として取り上げられました。

2012年にはデビュー2年目にして初優出を1号艇で達成。しかし当時21歳の木下翔太は先輩レーサー達の攻めを振り切り旋回に成功したと思われた直後にまさかの転覆により失格に散りました。

2013年に補充選手という形でG1デビュー。2015年にボートレース唐津のルーキーシリーズにて絶好枠から逃げ切り待望の初優勝を達成と大阪支部の将来を担う逸材は充実した選手生活を過ごしていくのでした。

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デビュー3期目の頃にマクールのインタビューにて2期先輩の岩瀬裕亮が自分と同じ3期目にはA級に上がったのに対してB1級止まりでも「スーパールーキー」と言われる現状への不満を述べる野心の高さを見せています。

当時のインタビュー

 

 

才能爆発

木下翔太 ヤングレーサー

2016年より飛び級の形で初のA級(A1)へ昇格。直後のG1レースにて今度は正式な斡旋選手として初勝利を達成するとそれからわずか3か月後にはボートレース津にてG1初優出(結果は5着)

この年は年間4度の優勝を達成すると翌年は年間優勝回数こそ1度に留まるも地元住之江開催のSGグランプリシリーズに出場しSG初勝利を挙げています。

木下翔太 完全優勝

そして2018年にはボートレース住之江のルーキーシリーズにて自身初となる完全優勝(10戦10勝)を達成。

自身初となる10連勝、住之江優勝、史上初のルーキーシリーズ完全優勝の初物ずくめの記録を成し遂げ近畿地区NO1ルーキーは更なる舞台へと羽ばたいていきます

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この頃グラッツェ軍団と呼ばれる近畿地区の若手チームを形成。

上條暢嵩、山崎郡、丸野一樹などその後各支部を担うエース選手達が多数所属していました。

 

SG戦線を賑わせた2019年

2019年・・・この年は木下翔太にとってもファンにとっても忘れられない1年間となりました。

6月にボートレース多摩川で行われたグランドチャンピオンにて平成生まれの選手では初となるSG優出を達成(結果は6着)すると10月にはボートレースダービーにて再びの優出。

この年はG3イースタンヤングなど4つの大会で優勝を飾りSG、G1戦線でも次々と優出を成し遂げた木下翔太は年末に行われたグランプリシリーズでも存在感を示し優勝戦1号艇を獲得。

平成生まれ初となるグランプリ制覇も期待された中で行われた優勝戦では好スタートを決め押し切りを狙うも3コースの馬場貴也の捲り差しが決められ更に2マークで焦りが生じたのかターンをミスした木下翔太はそのまま落水にて失格。

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結果としてファンの期待を裏切ることになった木下翔太。そしてこの事故を機に誰もが予想もしなかった冬の時代が始まるのでした。

金銭トラブル

迎えた2020年は一般戦でこそ4度の優勝を成し遂げるも前年の勢いは失せたように出場した4度のSG全てで予選落ちとなりました。

そして迎えた2021年は当時ボートレース界を賑わせていたコロナウイルスに関する給付金の不正受給を行っていたとして出場停止処分が下されました。

褒賞懲戒審議会よって発令されたこの処分により約1年半の間SG、一部のG1レースへの参加権利を失った木下翔太は2020年のグランプリシリーズを最後にSGの舞台から完全に姿を消すことになります。

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この間に後輩の上條暢嵩は大阪支部のエースとしてSG、G1戦線で活躍。

グラッツェ軍団として当時従えていた後輩達も次々とタイトルを獲得する中でそのリーダー格であった木下翔太は無冠のまま30代半ばを迎えるのでした。

復活のG1優勝

2026年2月ボートレース若松で行われた読売新聞社杯全日本覇者決定戦に出場をした木下翔太。

この節間は初日の峰竜太、桐生順平の負傷による負傷による途中帰郷を皮切りに次々と優勝候補と目された選手達が戦線離脱をする中で完全に伏兵扱いにまで落ちていた木下翔太がシリーズリーダーの座を獲得。

準優勝戦も逃げ切りを決めG2以上のグレードレースではあのグランプリシリーズ以来6年2か月ぶりとなる1号艇での最終決戦を迎えます。

優勝戦の結果

枠番選手名支部
1木下  翔太大阪
2山口   剛広島
3池田  浩二愛知
4西山  貴浩福岡
5白井  英治山口
6上野 真之介佐賀

3対3の枠なりとなった優勝戦は①木下が0.09秒のトップスタートで一気に1マークへ到達。

隣の②山口がやや出遅れるも③池田、④西山と1マークまで引き付けるレースになったことで先マイに成功し後は独壇場の走りとなりました。

この優勝によって何もなければ2027年のボートレースクラシックの優先出走権を獲得。ポイント次第ですがオーシャンカップ出走への可能性も高く久しぶりのSG出場へ向けて大きな優勝となりました。

出目・配当

出目配当(人気)
1348.9倍(3番人気)

木下翔太 エピソード

師弟関係

師匠

倉谷和信 写真

木下翔太の師匠は元ボートレーサーの倉谷和信。

短髪に口髭を蓄え時には果敢にコースを取りに行く平成を代表するボートレーサーです。

倉谷和信は1996年の笹川賞(現ボートレースオールスター)にてSG初優出を達成し先頭を走るも転覆により失格。以降SG優出はあっても最後まで優勝をすることは出来ず師弟共々最大のチャンスをフイにした苦い経験を持っています。

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この時SG初優勝を達成したのが後に王者と言われる松井繁(大阪支部)

晩年はこの件を笑って振り返る場面こそありましたが大阪支部の先輩、後輩の両者のその後の人生を大きく変えることになった1日でもありました。

 

グラッツェポーズ(グラッチェポーズ)

両手の親指を上に掲げて笑顔で行うグラッツェポーズの考案者であり同世代の関西地区の若手選手達の決めポーズとして一時期流行。

グラッツェ軍団に所属をしていた選手達も30代を超え最近はこのポーズや軍団についてあまり触れることは無くなりましたが、グラッツェポーズをした際の角度や仕草まで当時は強くこだわりを持っていました。

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メディアでは「グラッチェ」と記載されていますが、「グラッツェ」が正しい表現であり軍団員たちは度々指摘をしていました。

趣味・特技

野球は高校時代まで長らく続けておりボートレーサーになってからはゴルフに熱中。

若手時代にスター候補生を対象としたインタビューにて特技、休日の過ごし方、ハマっているもの、リラックス方法のいずれの欄にも「ゴルフ」と記載していたこともあります。

当時のインタビュー

家族

デビュー直後に結婚。2013年に第一子となる女の子が誕生しています。

 

木下翔太まとめ

2019年、SG戦線の中心に立ち“次代の主役”とまで言われた木下翔太。しかし、あのグランプリシリーズでの痛恨の失格を境に流れは一変します。さらに金銭トラブルによる長期離脱。才能を疑う声はなくとも、「このまま終わるのではないか」という空気が漂ったのも事実でした。

それでも木下翔太は沈まなかった。表舞台から姿を消した時間は決して無駄ではなく、自身と向き合うための歳月だったのかもしれません。全盛期に届かなかったタイトル、掴みかけて失った栄光。その悔しさを抱え続けたからこそ、2026年のG1優勝は単なる復活劇ではなく“再証明”の瞬間でした。

若き天才と呼ばれた時代。挫折と批判にさらされた暗黒期。そして遠回りの末に辿り着いたタイトル。木下翔太のキャリアは一直線ではありません。しかし、その不完全さこそが彼の強さを物語っています。

あの日の失格で止まった時計は、ようやく再び動き出しました。次に目指すのは、過去を塗り替える本当の頂点――SG制覇。

第二章は、まだ始まったばかりです。

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