ボートレース徳山は山口県周南市にあるレース場。
全24場で有数のインが強いレース場として知られる。
グレード制に移行してからはSGの開催がしばらくなかったものの、2018年には64年ぶりのSG開催となり、地元の白井英治選手が優勝し大きな感動をもたらせた。
芦屋に続いて2番目にモーニングレースを開催した。
周年記念として徳山クラウン争奪戦が行われる。
徳山での支部戦は正月にyab山口朝日放送杯争奪戦競走、ゴールデンウィークにはトライアングルカップ、お盆には黒神杯争奪戦競走が行われている。
水面特徴
笠戸湾の奥に位置していて周囲を山や島に囲われているため左横もしくは追い風で安定しており穏やかな水面。
握って流れにくいことと相まってインが有利の水面である。
満潮時国と強めの風が合わさって1マークにうねりが出ることで1マークでは2.3コースの台頭もある。
満潮時は2マークで引き波が残りやすく道中戦の捌きがうまい選手が浮上することも多い。
満潮と干潮の差が激しいことで、時間帯によってはスタート時の景色が全くの別物となることもあり、走り慣れた選手や地元選手が有利に働くことが多い。
企画レース
一般戦
1R | モーニング特賞 | 1号艇にA級レーサー。他はB級。(進入固定戦) |
2R | グランプリ特選 | 1号艇にA級レーサー。主にB級は1.2人とハイレベルのレースになることが多い。 |
3R | プライド予選 | 1号艇にA級レーサー。主に4.5.6枠に2人以上のA級レーサーがいる場合が多い。 |
4R | モーニング予選 | 1枠にA級レーサー。基本的には1・2枠がA級で他がB級となる。 |
※準優日以降の予選とならない日に関しては1~4R全てがモーニング一般という名称になるが、枠の配置の傾向と1Rの進入固定戦ということは変わらない。
舟券攻略
全体の傾向
徳山の傾向としてはとにかくインということは間違いがない。
1コース1着率が60%を超えるかなりの信頼度。
優勝戦に至っては80%まで上昇と抗うことさえ難しい数値が出ている。
さらに言えば2連単30通りのうち1-2の割合が24%と4分の1という超高確率と言ってもいいような頻度である。
その分、2連単の3ケタ配当の割合も26%と大村に続いて2位の数値であり。配当面では期待をすることはかなり難しい。いかに当て続けるか、いかに点数を絞れるかという点が重要になってくるであろう。
本命党はよほどインの選手が弱くない限り、逃げだけを買い続けていれば1日中、パーフェクト的中まであり得てしまうほどだ。
となると相手をどう狙っていくか。
1-2 | 24.2%(351円) |
1-3 | 14.2%(469円) |
1-4 | 13.6%(638円) |
1-5 | 7.2%(1052円) |
1-6 | 3.4%(1525円) |
※カッコ内は平均配当
頻度的には1-2ではあるが、収支まで考えれば3や4を相手にするより1-5を狙ってみたくなる。
三連単でもまずまずの中穴まで拾えて、イン以外の流れやすい水面であればスピードを持ったまくり差しが有効となってくる。
穴狙い人向け
穴党には…というほどの要素はないが、まずはうねりの発生する条件や追い風が強いときにのインの2着づけを狙ってみたい。
特に2-1は1-5と割合はそれほど変わらないものの、三連単では配当妙味がだいぶ上昇する。
もし2がへこんだ場合に3が差し抜けるようであればさらに期待値が上昇となる。
また向かい風が6m以上となった際には1コースの1着率が40%程度になることや平均スタートタイミングが総じて遅くなるため、スタートの早いセンターの選手や懐の空く2コースを頭として狙い撃つことが波乱を狙って当てる近道になるように思う。
その他の注目データ
徳山が得意な選手としては主に山口支部の3トップである白井英治選手や寺田祥選手、今村豊選手は1着数や優勝回数でもトップ3である。
それを追って4番手として大賀広幸選手が続いている。
勝率面では岡本慎治選手もランキング上位に名を連ねている。
ポイントまとめ
①とにかくインが強い
②的中なら1-2、中穴なら1-5
③強い向かい風や満潮時で風が強くなれば1コース勝率が下がる
④山口支部の上位勢は得意