＜N道＞仲道大輔（愛知支部）愛されキャラの超伸び型レーサー

「チルト3度の女堀之内紀代子」

2022年秋にアウト屋レーサーとして人気レーサーの仲間入りを果たした岡山支部の女子レーサー堀之内紀代子を知らないボートレーサーファンは今やほとんど存在しないだろう。

その堀之内がレディースオールスターの入場セレモニーにて「仲道君とチルト3度のおかげで憧れのこの舞台に来ることができました」と話した立役者こそ今回紹介する愛知支部の仲道大輔だ。

陸の上でも水の上でもスター街道を突き進んでいくこと間違いなしの「N道」の魅力を今回は掘り下げていく。

仲道大輔とは

仲道大輔選手の情報を紹介していきます。

プロフィール

名前	支部	期
仲道大輔	愛知	127

仲道大輔（なかみちだいすけ）は127期生として2020年11月にボートレース蒲郡でデビュー。

レーサーになる以前はモンキーバイクを乗りながら費用を注いで改造をすることを楽しんでいたこともあり養成所時代には多くの人がエンジンに触れる中でもその経験を生かしながら苦しい生活を乗り切った。

127期の同期として真っ先に名前が挙がるのは清水愛海。

候補生同士による同期リーグでも1人飛び抜けた成績を記録した養成所チャンプは将来の女子エースレーサー最有力として多くのメディアに取り上げられている。

この清水の存在が養成所時代から大きな刺激となっていたのか登玉隼百、川井萌、谷口佳蓮、藤森陸斗など非常にハイレベルな選手が多いのも大きな特徴。

養成所チャンプ決定戦では3カドに構えて1号艇の清水を捲りに行くも転覆という苦い結果に終わっている。

3連単	払い戻し	人気
645	￥295,620	101

デビューから4ヵ月後の2021年2月にボートレース三国にて初勝利を記録。

F2本、90日の休みを抱えた状態にも関わらず大外6コースからの差し切って初勝利をあげたこのレースは3連単2956.2倍という大波乱を呼んだ。

1着を無欲に追い求めスタートはフライング覚悟で決めていくためスタート事故が多い一方、ペラ、モーター、そして時にはチルトを跳ね上げて伸びとまくりを追求するそのスタイルは差して綺麗なレースをする選手が多い愛知支部の中では珍しいタイプの選手でもある。

師匠・ペラグループ

師匠は同じ愛知支部の岩瀬裕亮。

レーススタイルは大きく異なるがフライングなど荒さが目立つ仲道に対しては厳しく「怒られることも多い」と語っている。

そして岩瀬も所属している池田浩二を筆頭とした巨大ペラグループの一員でもある。

池田浩二は「ほかの選手よりは休みの日はN道（仲道の愛称）といる」と語るほど可愛がっており自身の愛車の上でこのような写真を撮影させる一方、「プロペラの形が違うので仕事の話はしない」、「昭和が好きでパンチパーマの髪型しているあいつと合わない、僕とは違う」と自身の弟子で波長の合う存在として多くのファンに認知されている磯部誠とは違った関係性の選手であることをインタビューにて語っている。

デビュー前から尊敬しファンだったと語る磯部誠とは親戚であったことが2023年5月SGボートレースオールスターの入場セレモニーにて磯部の口から明らかとなった。

特大配当的中速報

ZONE

日時	2024年 04月13日
レース数	三国12R
結果	6-1-4
倍率	757.0倍

日時	2024年 04月15日
レース数	福岡3R
結果	3-4-1
倍率	128.8倍

検証結果

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エピソード

ここからはそんな「N道」こと仲道大輔のエピソードをいくつか紹介していく。

堀之内紀代子覚醒のキーマン

堀之内紀代子がチルト3度を駆使し2022年秋頃から台頭する直前節にそのモーターを使用していたのが仲道だった。

ペラ、モーター、そしてチルトを最大3.0度まで跳ね上げて節間を盛り上げたこのモーターを受け取った堀之内も初日からチルトを跳ね上げこれまでにないレースを展開（堀之内いわく「一度調整すると戻せなくなる」というほど極端な状態だった）

元々捲りを得意としながらそこからあと一歩が踏み出せなかった堀之内が新しいことへ挑戦したいと思っていた時期とも重なりこれを機にアウト屋として大ブレイクを果たすことになる（仲道本人としてはチルト3.0度まで跳ね上げて特殊なペラを作ったら次に渡す人は絶対に嫌がると思っていたらしい）

自身が作った超伸び型モーターとペラで優勝した堀之内に色々と聞きたかった仲道はその後に岡山支部の同期の小林愛実を通じて連絡先交換し交流がスタート。ペラの情報交換、同じ節間では伸びの出し方を教えてもらう関係となる。

堀之内としても20歳近く歳の離れた若手レーサーながら自身と同じようなレーススタイル、そして自らの新境地を開拓するきっかけをくれた仲道には大変感謝をしており仲道の自宅へ牛タンを送ったり、仲道が製作した巨大プレートを持ちレディースオールスターの入場セレモニーで「仲道君とチルト3度のおかげで憧れのこの舞台に来ることができました」とお礼の言葉を述べている。

その後のインタビューにて優勝した直後に堀之内は仲道のInstagramを発見しDMでお礼をしようと思ったが「こんなオバちゃんがDM送ってきたら嫌だろう」ということで断念もその翌日に上記の小林からのお願いが届いたので願ったり叶ったりであった。