
捲り・捲り屋とは
2コースから外の選手が内艇の外から旋回して抜いていく戦法を言います。
舟券予想の基本はイン(1コース)からの逃げと呼ばれる先行逃げ切りですが、スタートをピッタリ決めてダッシュした選手は内艇を一気にのみ込み1マークを旋回するシーンは圧巻です。
捲りの種類
まず捲りには大きく分けると2種類があります。
前述したようにスタートをインの選手より早くスリットを通過して捲る方法が主な捲りです。その場合はスタートを踏込むリスクがありますが、1マークを一撃で他艇をブッちぎる事が出来ます。
4コースカド進入からの戦法が多いですが、最近は3コースからの捲りもスタートさえ果敢に攻めれば決まる場合が見られます。5コースや大外6コースの大捲りも派手に決まる場合もあります。
捲りのもう一つは「ツケマイ」と呼ばれる戦法です。
この戦法はインコースの選手よりスタートを遅れない事がやはり前提ですが、1マークを逃げるインコースの選手の横に外側から艇をピッタリとつけて旋回する戦法です。
内艇を外から捲る事は同じですが、「ツケマイ」が上手く決まれば内艇を引き波に入れて前進するパワーを奪う事が出来ます。
スタート力とテクニック、エンジンパワーが必要な戦法ですが、決まった時の破壊力は抜群です。
2コースや3コースからのスロースタートでもスタート力のある選手が決める場合も見られる戦法です。
日時 | 2月12日 |
レース数 | びわこ9R |
結果 | 1-3-2 |
倍率 | 21.5倍 |
払戻 | 21,500円 |
代表選手
では、そんな捲りを得意としている捲り屋の選手をいくつか紹介したいと思います。
藤山 翔大
現在の捲り屋と言えばこの選手がまず浮かぶファンが多いと思います。
兄(藤山雅弘)と兄弟レーサーだが、親戚は同じ大阪支部の吉永兄弟というボートレース一家です。
4コースを得意として、スタートをバシッと決めて1マークを一気に捲る戦法が彼の得意技。
藤山 翔太が4コース番組は4から1流し、4から56流しが狙い目となる。
更に3コースではスローを選択せず3カドに入っていったり、時に1号艇でも外に引いて捲りを狙うなどとにかく自分の武器を全面に押し出すレースが持ち味。
地元住之江では定番のカド捲り男。
菊地 孝平
捲りにはスタートが一番大切な要素。平均スタートが抜群なのがこの人競艇界でスタート巧者の第一人者と言えます。
そのスタート力でSGタイトルを5度獲得している。
インでもそのスタートは他艇を引き離すテクニックはあるが、やはりセンター進入からのダッシュは菊池選手の真骨頂。
2016年の鳴門G1レースでは全てのレースで0台のスタートを決めて優勝しています。
そんな際どいスタートを決める選手ですが、スタートにしっかりと合わせるために一瞬減速を入れてスタートをしなおす事からフライング事故が意外と少なく安定した速攻野郎です。
ここ一番のアタマで買えそうな選手ですね。
阿波 勝哉
6コースを走るとこの選手の右にでる選手はありません。穴党には知る人ぞ知るアウト屋です。
レース番組が1号艇でも6コース進入して大外から一発を決めるスタイルは綺麗に決まった時は舟券の的中を抜きにしてもスカッとする選手です。
伸び型重視のチルト角度をMAXまで極めて挑むレースは「チルト3度の男」と呼ばれ、人気投票で選ばれるオールスター戦で選択リストに名前が記載されてない時にはファンから苦情が多数寄せられた程の人気レーサーです。
徹底したアウトからの捲り戦法はスタート事故と背中合わせになることから、持ちペラ制度の廃止があり最近はほとんどB級に低迷しているが、大穴配当を提供してくれる夢のある選手です。
毒島 誠
ミスターツケマイはこの選手。捲り戦法でも高等技術を要するツケマイをパワーとテクニックでバッチリ決める選手です。
トレーニングの意味も含めて趣味はトライアスロンで常に鍛えている事もあり、1マークのモンキーターンではツケマイ時の下半身の安定やそのバランスを保つ体幹が必要です。
毒島選手の強靭な体力は日々のトレーニングの賜物です。
ナイターキングでも有名でSG優勝7回の内6回がナイターという記録の持ち主です。
高田 ひかる
女子レーサーの中では捲りの上手さで定評があります。
ファンの間では「捲り姫」と呼ばれて人気があります。特に3コース捲りはスタートも安定していて2連対率も高い水準をキープしています。
同支部の後輩の山下 美鈴は妹弟子であり「レースで1個でも良かった点を考えるように」と助言を送っている。
余談ですが、思い切った攻めのレースをする選手ですが、意外に趣味は部屋の片づけだそうで整理収納アドバイザーの資格を持っておりレースとは真逆な一面がある。
ボートレーサーを目指すきっかけは父親に連れてきてもらった競艇場でたまたま転覆事故があったのを見て「競艇って面白そう」と選手になりたくなったそうです。
性格的にも何か大きなレースでも一発決めてくれる魅力的な選手。
まとめ
近年は若手の多くが捲って勝利をすることを目標としている事から今後更なるトレンドとなりそうな捲り、捲り屋の存在。
当然捲りが決まるということはボートレースで人気を背負う1号艇が負ける事から配当妙味が上がるレースとなります。
上記に挙げた選手以外にも捲りを得意とする選手が多いだけに選手の特徴をしっかり掴んで舟券攻略に生かすと思わぬ高配当をゲット出来るかもしれません。
概要欄
ボートレーサーSNS 一覧
日時 | 2月12日 |
レース数 | 唐津10R |
結果 | 4-2-1 |
倍率 | 88.3倍 |
払戻 | 88,300円 |
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