ボートレース津(津競艇場)超分析

ボートレース津は三重県津市にあるボートレース場。

日本の地理的には関西地方に分類されるが、ボートレースでは東海地区選手権に三重支部が出場している。もっとも、常滑と同様に伊勢湾に位置するためその点を把握出来ていれば納得出来るのではないだろうか。

周年記念は2019年までがつつじ賞王座決定戦。2020年からはツッキー王座決定戦改名された。支部戦として正月には伊勢新聞社新春レース、ゴールデンウィークにはスポーツニッポンパール賞競走、お盆には中京スポーツ・三重テレビ納涼しぶき杯争奪戦競走が行なわれている。

 

ボートレース津(津競艇場)水面特徴

伊勢湾の西側に位置しておりプール水面。水質は海水に近い半淡水。(川が海に流れるときの汽水とは微妙に異なる。)風の通り道となる伊勢湾に面しており、夏は南風、冬は北風の影響にさらされる。

特に冬場は鈴鹿山脈からの吹き下ろした風で時おり10m近い数値を示すことがあり、水面が荒れてしまう。そうなれば外枠からの仕掛けは難しくなり内枠のスロー勢が優勢となる。

今年の6月24日には追い風の強いコンディションで12レース中10レースで2号艇が1着という珍記録が出たばかり。風の強い日はスロー勢中心と覚えておきたい。

 

ボートレース津(津競艇場)企画レース

一般戦 1R ツッキーレース

一般戦 5R ゴールドレース

※どちらも1枠にA級レーサー

 

ボートレース津(津競艇場)舟券攻略

舟券攻略

1コースの1着率は59.5%で大村、徳山、芦屋、下関、住之江とインが強いことで有名な各場に続いての6位。企画レースで2つインにA級を置いているとはいえイン信頼度は高めのレース場である。

とにかく特徴は2コース成績とセンターから外の成績の差が大きい。2コースの2連対率は過去1年で24場中トップ。一方で3コースより外は軒並み下位に位置しており、圧倒的内枠有利ともとれる水面だ。1-2の割合が22%と、徳山大村には及ばないが、芦屋や住之江、下関を上回る比率である。

1-2の割合

徳山 24.3%(343円)
大村 23.0%(331円)
津 22.0%(352円)
住之江 21.0%(397円)
下関 20.7%(413円)
芦屋 20.0%(395円)

こうしてみるとイン1着率が6位でありながら1-2の割合が多いことがよくわかる。また、インの相手に外枠を絡めて好配当をとることもよくあるが、過去1年のデータからは1-5の割が非常によくない。

1-5 5.8%(1037円)
1-6 4.4%(2192円)

4月のマスターズチャンピオンでは初日で1-6の目が3回、優勝戦でも1-6となったという影響もいくらかあるが、ごちゃついた時には展開待ちの大外が有効なのかもしれない。

イン戦を破るとなると2コースが中心となる。こちらも1日10勝の影響があったとはいえ、他のコースより明らかに成績はよく、中でも逃げ差し争いからの2-1が7%近くと高めになっている。

穴を狙うには難しいレース場だが1点だけあら探しをすれば、夏場の4コース1着率だけ他の季節よりは数値が上昇。もし大きい配当をねらうなら最善の手段ではないだろうか。

 

ボートレース津(津競艇場)その他の注目データ

得意選手

1着率や優勝回数でダントツ抜けている地元の大将、井口佳典選手がいれば迷わず中心。地元選手であると出走数もふえるだけに勝率トップ5にはなかなか入らないものの、井口選手はランクインしている。

三重支部は勝利数で拮抗しており、今年の平和島クラシックでも優出していた坂口周選手をはじめとし、安達裕樹選手、桐本康臣選手、ベテランの浅香文武選手らが勝ち星を積み重ねている。坂口選手も井口選手に離されてるとはいえ、3位以下を離した優勝実績を持つ。

この他10回の優勝実績ある新田雄史選手も強力。他地区から1番手は松井繁選手。当地G1を何度も獲るなどドル箱水面で勝率は8点オーバー。そして他地区で女子レーサーながらこちらも勝率8点に乗せている小野生奈選手も好相性だ。

 

ボートレース津(津競艇場)ポイントまとめ

①イン、スロー域が強く内枠2人に注目。

②風が強くなれば外枠の出番はさらに減少。

③1-5を狙うよりは1-6という珍しいデータ有。

④穴狙いならば夏場の追い風4コースカドの頭。

⑤井口と新田、坂口の地元勢に松井や小野も好相性。

 

 

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