ボートレース平和島(平和島競艇場）とは？

ボートレース平和島（平和島競艇場）は東京都大田区に位置するボートレース場で1954年の6月に開場。

東京には平和島、多摩川、江戸川の3つのボートレース場があるがもっとも売り上げ知名度が最も高い。

開場以来数々のSGの舞台として利用されており、年末の祭典であるSGグランプリ/グランプリシリーズの開催地となることもある。

ボートレース平和島（平和島競艇場）特徴

水面傾向

平和島と大森の間に存在する運河の海水を利用した水面だが波やうねり、潮の満ち引きの影響が基本的には少ない。

ただしボートレース平和島は建築物に囲まれた中に存在する海沿いのボートレース場ということで冬から春先にかけては風が強く吹き荒れてレースに影響を与える。

そしてボートレース平和島は1マークから2マークに向けての直線が斜めになっており内側を空けて走ることが規則として定めらおり2コースの選手は直線で差しを決めやすい水面設計となっている。

このことから他場に比べて1コースが苦戦を強いられる（後述で数字が悪い更なる理由についても触れるが）

ダッシュ勢の仕掛けも決まりやすい水面でスリット付近で一気に絞り込んだ捲り展開が高配当を呼ぶことも多い。

ボートレース平和島（平和島競艇場）主要レース

G1	トーキョー・ベイ・カップ	周年記念レース。時期は不特定。
G3	キリンカップ	企業レース
一般	東京ダービー	新年開催。愛知支部の注目選手が集結。

新年、GW、お盆期間は東京支部の選手が中心となった3場同時開催になることが大半だが、メンバーとしてはこの平和島が最も揃う傾向がある。

ボートレース平和島（平和島競艇場）舟券攻略

1コースはみんなの物

1コースが苦戦傾向の水面と解説したが1コースの逃げ切り率は大体42%前後でとされており、これだけ数字が悪いのには水面傾向以外にも1コースを勝率の低い選手にも与えることが原因とされている。

通常1コースというのは一番勝ちやすい条件となっているので人気の中心となることが多く舟券購入者に買ってもらえるよう番組マンはある程度の実力がある選手を配置することが多い。しかし、ボートレース平和島に関してはまったくイン戦実績が無い若手のB2選手や勝率2～3点台の女子選手を1号艇にして他を男子選手といったレースを行う傾向がある。

ここで大事となるのが1コースは一番勝ちやすいのかどうか？という点なのだが、これは正解であり不正解である。

そもそも1コースというのは自分でしっかりとスタートを切ってターンマークまで舟を運んで行き誰よりも先に回って直線を突き抜けるということが要求されるのだがこれには当然経験とスタート勘が要求されてくる。平均ST0.20以上の遅めのスタートしか切れない上に外からのレース経験ばかりの若手選手がいきなり絶好枠を任されてもその期待に応えるのは意外と難しい。

さらにボートレース平和島には上述のとおり直線では内側を空けないといけない規則があるためこれを広く取りすぎると直線で他の選手に捕まりやすくそのギリギリの部分の経験も要求される。

2コースの選手の差しが代名詞の水面ではあるがこの影響で2コースのじか捲りも結構決まることが多くなっている。