ボートレース宮島(宮島競艇場)超分析

ボートレース宮島は広島県廿日市市にあるボートレース場。

場内からも天気の良い日には、日本三景の一つであり、世界遺産にも指定されている厳島神社の大鳥居や観光に用いられる連絡船が見えるなど風光明媚な場所に位置している。

中国地区の他のレース場3つや丸亀競艇場と同じく瀬戸内海を利用したコースである。

周年記念として宮島チャンピオンカップが行われる。地区戦として正月は日刊スポーツ栄光楯広島ダービー、ゴールデンウィークにはサンケイスポーツ若葉賞競走、お盆にはスポーツニッポン杯が行われている。

また、一般競争ながら豪華メンバーが揃うことの多いファン謝恩岩田杯競走が年に1度行われる。

 

ボートレース宮島(宮島競艇場)水面特徴

瀬戸内海に面するレース場同様、潮の干潮と満潮の差が大きい。

満潮時にはうねりがでて乗りにくさが出てくるのが特徴。満潮時は追い潮となりスロー優勢、干潮時は向かい潮となりダッシュ優勢となる。

また、干潮時は防波堤が防風壁の役目をして走りやすく、思い切った旋回ができる。

1マークはややスタンド側に振ってあるが、バック側が広いのも特徴。

風は季節を問わず向かい風が吹きやすい傾向がある。潮位差が大きく、午前と午後で風向きが変わることもしばしばありスタートが揃いにくいという点もある。

 

ボートレース宮島(宮島競艇場)企画レース

一般戦

1R 「ファーストバトル」 1枠にA級選手、他B級
正午付近 「ランチタイム戦」 1枠と2~4枠にA級レーサー
9R 「ティータイム戦」 進入固定競走

(※ランチタイム戦は発走時刻によって4Rや6Rに設定されるなど流動的)

 

ボートレース宮島(宮島競艇場)舟券攻略

全体の傾向

宮島のインの1着率は55.8%と全国的に見てもほぼ中間の数字。3コースや5コースの成績は比較的上位の数字を残している。

一方で2コースの成績が1着率を全国的に見ても20位と下位に位置する。

これだけを見ても1-3や1-5を中心とした舟券が中心となっていきそうな雰囲気がある。

しかしイン逃げからの出目での割合としてはそれほど大きく軽視しなくともよいのかもしれない。

1-2 19.3%(402円)
1-3 16.3%(492円)
1-4 9.8%(703円)
1-5 6.0%(1226円)
1-6 3.7%(2009円)

※カッコ内は平均配当

上記の数字から、宮島の2コースは1着が取りにくいということであって、大きく軽視はするべきではないのかと推測する。

一方でセンター枠では妙味がいくらか落ちるという点も感じられる。

本命党の方はイン逃げからの組み立てであれば、相手としてセンター勢を選ぶのであれば狙えるレースをしっかりと拾い、そうでなければ基本的には1-2から入るということが中心になっていくのではないだろうか。

一方で少々高いところを狙うのであれば相手に外枠勢を絡めてほしい。季節を問わず向かい風という点からやや外枠ダッシュ勢にも出番回ってきやすいため、特に干潮時に向かっての向かい潮傾向の際は積極的に外も狙っていきたい。

 

穴狙い人向け

穴党の方にはその傾向をさらに汲み取って、ダッシュ勢や仕掛けの起点となる3コースからの仕掛けを狙って頭でいくのはどうだろうか。

2コース1着率が低いというのを逆手に取れば3.4.5の頭から逃げ残りでの345-1や仕掛け展開から追走の形3-4、4-5、5-6は感覚の上では他場より出現率と配当に旨味を感じる。

3-4 2.4%(2877円)
4-5 2.0%(3505円)
5-6 1.1%(9256円)

※カッコ内は平均配当

これに加えての旨味という点では

3-5 1.5%(4078円)

を挙げたい。展開としても3の仕掛けから4が大回りや詰まった際に5の抜けてくるところを想像すれば考えやすいだけに穴党としては狙い目となるであろう。

 

ボートレース宮島(宮島競艇場)その他の注目データ

得意選手

当地での1着数上位にはSG制覇経験ある選手らが勢ぞろい。

一枚抜けているのが市川哲也選手。
そのあとに西島義則選手、前本泰和選手、島川光男選手、辻栄蔵選手とそうそうたる顔ぶれだ。

このうち島川選手は出走数が最も多い。

勝率の面では現役では8点を超える選手が他地区から2名。8.61とかなりの成績なのが岡山の山室展弘選手。同じ瀬戸内海という面が優位に働いている可能性もある。

そしてボート界の中心選手の1人である峰竜太選手。とてつもないまくり差しを当地で決めたのを記憶にある方もいるのではないだろうか。

周年記念では62.63周年で池田浩二選手が連続優出というのが目立ったところ。62周年では優勝している。

 

ボートレース宮島(宮島競艇場)ポイントまとめ

①潮位の変化が大きく、それによって傾向も変わりやすい。

②2コースの1着が少ないが、連対はしてくるので過度に軽視はしない。

③干潮時や引き潮の際は外枠からの仕掛けに注意。

④穴はセンターから外の順目でのワンツー。

⑤広島支部の中心選手と山室選手、峰選手は期待大。

 

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