
末永和也は佐賀支部に所属をするボートレーサー。
養成所時代から抜けた存在として注目をされデビューから数年でA1級へ昇格を果たすとG1、SGの舞台で躍動。
2025年10月に26歳の若さでSG制覇を成し遂げた峰軍団きっての仕事人のこれまでを振り返って行きます。
末永和也
これまで
選手情報

| 支部 | 期 |
|---|---|
| 佐賀 | 124 |
ボートレーサーになるまで
福岡県糸島市出身。この福岡県で生まれ育ったことは後のある出会いへと繋がっていきます。
幼少期から両親に連れられてボートレース場へ一緒に通っておりレーサーの姿、エンジン音、ガソリンの匂いとその1つ1つを好きになっていきました。
2007年にボートレース福岡で開催されたSGグランプリで優勝をした吉川元浩が優勝し男泣きをする姿を見て「自分もボートレーサーになりたい」と決意。ボートレース養成所試験を合格し佐賀県唐津商業高校を卒業後に124期生として養成所へ入所を果たしました。
養成所時代

養成所時代からその巧みな旋回術で抜けた存在として活躍。どうすればターンが速くなるか?を追求しながら鍛錬に励んでいました。
なおこの訓練中には事故により顔面を骨折しており、その際に物が二重に見える目の異常によりレーサーへの道が一時は閉ざされる危機に至るも無事に回復を果たしました。
2世レーサーや兄弟レーサーも数多くおり半分以上の候補生が卒業できない中、同期リーグにて優出5回、優勝2回、勝率7.04でリーグ最高勝率を受賞。養成所チャンプを決める終了記念競走でも1号艇で逃げ切りを決め優勝を飾っています。
この当時の末永和也には養成所の通算勝率が6.50以上の選手に許される「B1級斡旋特例」の権利が付与されており、通常では月に1度の斡旋となる新人選手とは異なる処置が取らました。
デビュー戦から躍動
2019年5月1日にボートレース唐津でデビュー。デビュー戦で6コースからいきなり3着と好走をするとその4日後には早くも初勝利を挙げました。
デビュー期に2勝をマークし早々にB2級を脱出すると以降は年々勝率を伸ばして行き2022年には早くもA級(A2級)への昇格を果たします。
涙のヤングダービー
末永和也という選手が良くも悪くも注目を集めるきっかけ、そして選手としての分岐点となったのが2022年に行われたPG1ヤングダービーでした。
G1デビュー戦にていきなりの初勝利を挙げると4日間の予選を突破。準優勝戦も勝ち上がり3号艇で優勝戦に進出を果たします。
しかしこの優勝戦にて逃げる近江翔吾をひたすら追いかけ続け2着争いを演じるも3周目2マークでターンミスが発生。後続艇にも迷惑をかけ6着で完走も同時に不良航法を取られる苦い結果となりレース後にはピットで悔し涙を流しました。
この時のことを後に振り返り末永和也は「今見たら絶対に追いつけない。優勝をすればSGに出れる」と気持ちが空回りしてしまったことを告白。しかしそれと同時に「後悔はなかった」と話しており、このレースをきっかけに多くのファンから注目される存在へと羽ばたくこととなります。
5000番台のG1制覇

涙のヤングダービーからわずか半月後の2022年10月10日にファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントにて初優勝を達成。
歴代のSG、G1優勝レーサーが並ぶ中、ヤングダービーと同じ3枠から見事な捲り差しを決め当時A2級、優勝経験も無い23歳のルーキーにとって大きな自信を付ける1日となりました。
そして迎えた2023年2月、福岡、佐賀、長崎の3地区のA級レーサー達が集う九州地区選手権にて優勝戦で1号艇を獲得すると、3コースから攻めてきた瓜生正義の攻めを振り切りG1初制覇を成し遂げました。
このレースの一週間前には122期生の中村日向(香川支部)が同じように四国地区のG1を優勝。
相次ぐ登録番号5000番台の選手によるG1制覇はボートレース界の世代交代を予感させる出来事となり、両者は優勝の特典であるボートレースクラシックの優先出走権利にてSGデビューを果たしています。
地元で台頭
2024年、普段から共に行動することも多く切磋琢磨しあう関係の定松勇樹(佐賀支部)がボートレースオールスターにてSG制覇を達成し一躍時の人となる中、先にG1を制覇しながらも一般戦回りが続いていた末永和也の影は対照的に薄くなっていきました。
しかし、派手なパフォーマンス、発言が多い峰一門の中では珍しい寡黙なこの男は着実にその牙を磨き続けていました。
迎えた2025年、定松勇樹が前年と一変しフライング続きで出走回数、パフォーマンスが低下する中、3月に開催されたG1全日本王者決定戦にて地元G1を優勝。グループのトップである峰竜太も成し遂げていない地元の記念レース制覇を先に成し遂げると1月から8月までにこのG1を含め4度の地元レースを優勝。
8月のお盆開催時はフライング休み中でレース当日にイベントを行っていた峰竜太、定松勇樹の両者が客席から水上パレード中の末永和也の前に登場するサプライズが行われました。
SG制覇
この流れを維持したまま迎えた2025年10月SGボートレースダービーにて予選を2位で通過。準優勝戦では他の1号艇の選手が不運連続で逃げ切り失敗が続いたことでSG初優出にして1号艇を手にする絶好のチャンスが到来しました。
その迎えた優勝戦はスタート練習時から深い位置でのスタート起こしが続いたにも関わらず本番では他の選手達がそこまで深く進入しなかったことでそれまでとは助走距離に困惑。本人もレース後に「こんな景色は知らない」と困惑をする中でも集中力を高め見事なスタートを決めるとそこからイン速攻を決め26歳の若さでSG初制覇を見事に成し遂げました。
レース後には師匠の上野真之介、そしてグループの代表である峰竜太は大粒の涙を流し抱きしめ合う峰グループ恒例の行事が開催。レース後のパレードを見届ける峰竜太は再び号泣をしながら「歳なのかな(この年40歳を迎える)」と語り大会は幕を閉じました。
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末永和也
エピソード
師弟関係
師匠

峰グループの一員ではありますが、峰竜太はこの当時「もう自分は弟子を取らない(後に定松勇樹を弟子として迎える)」と宣言。その峰竜太が特に可愛がっており共に記念戦線を走り続ける上野真之介を勧める形で師弟関係が自然と完成しました。
その上野真之介も「弟子を取るつもりはなかった」と当初は師弟関係を結ぶことに対して否定的でしたが、末永和也のポテンシャルの高さに任せた調整方法で指導。
上野真之介は「あれだけのポテンシャルがあって稼げなかった僕のせい」と語る程にデビュー当時から末永和也の才能の高さを評価していました。
レースに向きあう気持ちや基本的なプロペラの調整方法しか教えていないと語る一方で、両者のレーススタイルは豪快さよりも的確なハンドル捌き、ターン力に特化と類似しています。
弟子

末永和也の弟子は福岡支部の安河内鈴之介。異例である支部を跨いだ師弟関係を結んでいます。
これが冒頭で話した後のある出会いであり、末永和也と河内鈴之介の姉が学生時代からの知り合いだったことから交流が生まれ、ボートレーサーとして活躍する末永和也に憧れ自身もボートレーサーへの道を切り開きました。
福岡県出身の選手の中には「峰竜太に弟子入りをしたい」という理由で佐賀支部の所属になる定松勇樹のような例もある中、「出身地を支部とした」という理由にて福岡支部に所属もその上で「佐賀支部の末永和也と師弟関係を結びたい」ということを熱望。

筑豊軍団を筆頭に数々のプロペラグループ、そして強豪支部ゆえの古くからの決まりが厳しい福岡支部。新人選手が他地区の選手と師弟関係を結べるかの問題は最終的に支部長である川上剛に判断が一任される事態まで発展も、その計らいにより無事に師弟関係が結ばれ支部を跨いだ峰軍団への加入となりました。
趣味
ゴルフ
座右の銘
好きこそ物の上手なれ
好きなことには夢中になって取り組むため、自然と工夫や勉強を重ね、上達が早いという意味のことわざです。情熱を持って何かに取り組むことの重要性を説いています
末永和也
まとめ
前年に続きまたも佐賀支部から誕生したSGウィナーが新たに誕生。
現在ボートレース界を牽引する峰竜太らニュージェネレーション組がかつて20代にて多くのSGを制覇しその後10年以上に渡って業界を牽引する時代が続きましたが、その流れが徐々に次の世代へと変わり行くことをまたしても感じさせる節目の出来事となりました。
口数が少なく、レースは決して派手ではありませんが与えられたコース、そして条件を確実に乗りこなし結果を残す佐賀支部の職人のこれからの活躍はますます楽しみなばかりです。
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