
田頭実は福岡支部に所属をするボートレーサー。
SG優勝、F3を抱えてのG1制覇など数々の伝説を残しており「ミスター若松」という異名も付けられています。
今回はそんな福岡支部のレジェンドについて紹介。ボートレーサーになった理由、F3優勝の裏にあったもの、そして全速スタートを切り続ける理由とは・・・?
田頭実
これまで
選手情報

| 支部 | 期 |
|---|---|
| 福岡 | 58 |
ボートレーサーになるまで
北九州市出身。高校2年生の時に父親が亡くなったことをきっかけに高校卒業後は就職を決断しました。
当初は調理師を目指しておりレストランからの内定も貰っていましたが、友人に本栖養成所(当時)の入学試験を受けないか?と誘われ「東京に行ける」という理由だけで承諾し受験をすると見事に合格。
一方で誘った友人は不合格となり「誘われて受けた自分が目指すのはおかしい」と養成所を辞退するつもりでいましたが、友人から「競艇選手になれ!」と激を受けたことでレストランの内定を辞退した上で58期生として養成所へ入所をしています。
58期生
田頭実、三角哲男、池上裕次、平石和男と後のSGウィナーを輩出した58期。
入所時は50名以上の候補生がいましたが、半年も過ぎると半分以上が退所をする厳しい訓練を乗り切りボートレーサーとしてデビューを迎えます。
この時入所7か月目にして退所しその後は日刊スポーツの中国地区、四国地区のボートレース記者へと転身をした岡野修一は自身のコラムにて「SG覇者やレディースチャンピオンで優勝している優秀な期で、一緒に訓練をできたことを光栄に思っています。まだ4人(田頭・三角・星野・平石)が頑張っている以上、私も記者として応援し続けたいと思っています」と綴っています。
大の練習嫌い
1986年デビュー。デビュー2節目にして今のレーススタイルの礎となっている捲りで豪快に勝利を達成しました。
当時から大の練習嫌いであり楽に勝つにはどうすれば良いか?を考えた結果「全速スタートで捲れば楽勝やん!」という結論に至りました。
このとんでもない理由から編み出されたレーススタイルは後に「1つの事だけを極め続ければ不器用な自分でも戦える」という絶対的な自信へと繋がって行くのでした。
SG制覇
1999年7月にホームプールであるボートレース若松で開催された第4回オーシャンカップにてSG初制覇を達成。
この当時は最低体重のルールが無かったことから節間前から50kgまで体重を落とした上で宿舎ではスルメだけをかじり続け他の食事は一切食べないことで体重を47㎏まで落とすことに成功。
地元の水面で何としてもSGを優勝したいという思いだけで走り続け最後は免疫力が落ちたことで夏風邪を発症しながらも優勝戦まで上り詰め長岡茂一(東京支部)との接戦を振り切りました。
節間中は何度もレースに入るまで、レースの道中、1着で駆け抜けた後のガッツポーズまで何度もイメージトレーニングを繰り返していたことから実際に優勝してピットへ戻っての喜ぶ先輩達への第一声は「これは夢ですか?」だったと後に振り返っています。
F3で伝説の優勝
田頭実という選手を語る上で避けて通れないのが2005年にボートレース若松で行われたG1ダイヤモンドカップです。
この当時F3かつ3本全てのフライング休み(180日間)を残した状態で挑んだ田頭実は通常の選手であれば事故点や引退勧告と言われる4本目のFを避けるため、外枠申請や自ら大外に出て回って来るだけのレースをしてもおかしくない中でいつもと同じスタート、いつもと同じコース取りで予選を突破し準優勝戦も2着に滑り込んだこと優勝戦の4号艇を獲得。
当初は予選を突破出来れば儲けもの程度に考え挑んだ節間でしたが日に日に伸び型に仕上がって行くモーターに手ごたえを感じ始め「0.15~0.20秒くらいのスタートで戦える舟足なら全速でスタートすれば0台に入って捲れる」と常人離れをした理論を基に優勝戦では4コースのカドからトップスタート(ST0.19秒)から一気に内へと迫り捲りを警戒した1号艇の柏野幸二(岡山支部)を捲り差しで出し抜く形での優勝となりました。

なお本人よりも福岡支部の先輩後輩達の方が田頭実のスタートについて常に心配をしており、追加斡旋となった原田富士男(元福岡支部)は田頭実に対して「実さん・・・フライング切らんように」と直前まで肩を引っ張って警告をしていました。
「フライング4本になっていたらどうしようか。今考えたらぞっとする」と貪欲に優勝を追いかけていた当時の自分を振り返っています。
八百長疑惑
2022年、元妻である律子さんがSNS上にて夫は八百長行為をしていると暴露行為を行いました。
これらの情報を元妻は週刊誌にもリークしており2023年には「一流ボートレーサー逮捕の再来か…『証拠もある』不正が疑われるレーサーの元妻が衝撃告白」という記事が世間に出回るまでに発展。
なお田頭実はこれらの件に対して競走会からの調査を否定しており、事実無根として扱われました。
ただし、元妻の発言にはあまりにも一方的かつ支離滅裂な内容であったことから信憑性が無い上に両者の娘である田頭美鈴さんもこの件についてSNSで全面否定をしており「父親を陥れようとする母親にはがっかりです」と苦言を呈しています。
またボートレースファンの間でも「フライング3本を持ちながらG1を優勝する人間が八百長をするわけがないだろ」、「どんな状態、立場であっても自分の舟券を買ってくれるファンの期待に応える」を信条とする田頭実に限って八百長は考えられないという声が大半であり八百長を疑われるどころか誰も信じないという新たな伝説を残すこととなりました。
その後、田頭実はこれらの行為に対して元妻を名誉棄損で訴えるも不起訴処分。両者の間のいざこざは依然として解決することなく冷戦状態となっています。
ただし、田頭実についても離婚後は子供たちの養育費の支払いを拒否していたことが明かされており「猫アレルギーにも関わらず家で大量の保護猫を飼い続ける母」、「学校に行けなくなる危機にも陥るきっかけを作った父」と毒親×毒親の元で育った子供たちは叔父、叔母、祖父母の手助けにより今日に至ったことをSNSで報告しています。
フライング数
これまで複数回に渡るF3や出走回数不足、事故点によるB2級降格を経験してきた田頭実。
「行けると思ったときは常にST0.05秒を意識して踏み込む」そのレーススタイルゆえの代償であるフライングの多さは他を凌駕しており、「フライングを2本切ってからが田頭は本番」、「1期間(約半年)でフライングを1本も切らないとそれ自体がニュースになる」とボートレースファンの間では「田頭実=フライング」のイメージが完全に定着をしています。
田頭実はこれらの件について聞かれ「俺にとってはスタートしか魅力が無い」、「周囲からは上島久男(元岡山支部 2015年に食道癌で死去)の94本を抜いてくれ」と言われていると回答をしています。
フライングという行為は売り上げの減少に直結する行為であり決して褒められたものではありませんが、例えどのような状況に追い込まれようと「自分のスタイルだけ絶対に崩さない」という信条を抱える田頭実だからこそ周囲も言える冗談であり、今後一生現れる事がないであろう「田頭実」というキャラクターの魅力ともなっています。
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田頭実
エピソード
師弟関係
師匠
田頭実の師匠は元福岡支部の倉尾良一。
現役時代は「ピストン博士」の愛称で知られており、同門の原田富士男は弟弟子にあたります。
弟子
イン屋にありがちな孤独に戦うボートレーサーというイメージとは裏腹に実は多くの弟子を抱えています。

1人目が同じ福岡支部の水摩敦。
田頭実とは異なり前付けをするタイプではありませんが豪快なスタートから捲りを決めるレーススタイルを得意としています。

2人目が福岡支部の山口広樹。
父親が田頭実の大ファンであり飲食店で偶然鉢合わせた際に当時ボートレーサーを志していた息子のことを相談すると「連れてこい」と言われ山口広樹は後日挨拶へ行ったことで関係が生まれ、後に師弟関係が結ばれました。

3人目が福岡支部の渡辺空依。成績不振を脱却するべく田頭実に弟子入りを果たし枠番次第では前付けに出ることもある弟子の中では唯一師匠のレースの形を継いでいる選手です。
元々は福岡県の最西端の地と言われる糸島に住んでいましたが、弟子入りをするために北九州へ引っ越してくる覚悟を見せています。
先に田頭実に弟子入りをしている山口広樹が123期に対してこちらが122期のため歪な兄弟子関係が気まずいと山口広樹は暴露しています。
ちなみに
田頭実は弟子達を一番叱るのがフライングを切った時です。
これについては「俺の真似はするな!俺はこれで生きて行くけどな(休みばかりで収入が無くなる・階級が下がり斡旋が減る)」という説得力があるような無いようなスタンスを貫いています。
趣味
休みの日は1日中お酒を飲むほどの酒豪でありそれに添えるおつまみを自作。弟子達を自宅に招きお酒を飲みかわしながら色々なことを話し合っています。
田頭実
まとめ
豪快過ぎる伝説ゆえにオールドファンから愛され続ける田頭実。
自らは博打の駒であり「スポーツ選手ではなく人のお金を背負って個人がファンのために走る」ことを掲げていることも愛される最大の要素なのでしょう。
どのような状況、どのような場面であっても田頭実は田頭実であり続けるそのレーススタイルで現役の最後まで戦い続ける男の生きざまを是非とも見届けていきたいですね。
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