ボートレーサー養成所に入るためには？試験内容・倍率を知る

ボートレーサー養成所はボートレーサー目指す上で必ず入学をしなければならないプロへの登竜門。しかし、その道は決して平坦ではありません。

全国各地の同じ夢を志す人たちを蹴落とし、まずは夢への第一歩を掴むために必要なこと、知識とは？

今回はボートレーサー養成所に入学するまでの道のりを紹介していきます。

ボートレーサー養成所とは？

ボートレーサー養成所は一般財団法人日本モーターボート競走会が運営を行っています。

場所

〒839-0263
福岡県柳川市大和町大坪54-1

2001年3月より現在の位置に移転を行いました。

ボートレーサー養成所
入所試験について

応募者・倍率

ボートレーサー養成所を受験する人数は各期ごとによってばらつきがありますが、大体1200人～1700人の様々な年齢・男女が応募をすると言われています。

これを全部で3つの試験によって選別し50人程度に絞ることから年によって変動はありますが合格倍率は最低でも20倍、高い時だと30倍を悠々に超えてきます。

費用

各試験ごとに3000円～6000円の受験手数料＋二次試験以降は近隣のホテルの宿泊費

なお入所に関しては2017年4月以降無償となりました。

応募条件

毎年5月～7月、11月～12月の年に2回に渡って行われます。

応募条件

年齢

15歳以上30歳未満

学歴

入所日において中学校を卒業している。

身長・体重

身長（男女共通）
175cm以下

体重（男子）
49kg以上～57kg以下

体重（女子）
44kg以上52kg以下

視力

両眼共に裸眼0.8以上・強度の色弱でないこと。

試験内容

試験は3段階にて行われ選別。これを乗り越えた人だけが「候補生」という第一関門にたどり着きボートレーサー養成所に入所となります。

各試験では様々な分野に関する知識や技量が問われる戦いが試験者同士で繰り広げれ冒頭でもお話した通り1000人以上の同じ目標を掲げる人たちを蹴落としその座を手に入れることになります。

※某人気漫画のライセンス試験のようですね

ボートレーサー養成所
一次試験

この一次試験は全国各地の主要都市に会場が用意され高校入学レベルの国語、数学、理科、社会に関するテストをまず受けることになります。

その試験が終了した後に体力試験が行われこの2つの成績を基にして二次試験合格者をまずは全国各地から選定しています。

ボートレーサー養成所
二次試験

一次試験の合格通知を受け取った全国に散らばる受験者がボートレーサー養成所に集結。ここからは泊りがけでの体力、適性の両面が問われる試験が行われます。

まず体力試験については50m走、シャトルラン、上体起こし、開脚、腕立て伏せなど全身の様々な筋力、運動能力を測定。

そして適性試験とは眼で見た情報を判断して動作に移すまでの反応を測定する全身反応力、手先の器用さを問われる手腕作業、ハンドル操作によって目標位置に調整が出来るかを測定する運動調整力などの適性力が測定されます。

この二次試験では実際にボートで水面の3つのブイをターンする操縦という科目が組み込まれており、二人乗りのペアボートにて前に受験者、後ろに現役のボートレーサーが騎乗し合図に従って受験者が操縦。

ここで初めてボートに乗る候補生も珍しくはない上に落水や転覆は絶対に許されないプレッシャーとの戦いでもあります。

ボートレーサー養成所
三次試験

3日間に渡る二次試験が終了後した翌日。朝に合格者が発表され三次試験に進みます（二次試験不合格者はその場で解散）

ここでは試験官を相手に複数回の面接が実際され、翌日に近くの病院に移動し様々なメディカルチェックが行われます。

面接ではマスコミやメディアへの対応力、言葉選びも要求されるボートレーサーという職業をこなせるだけの能力があるかが要求され面接内容は二次試験で行う作文の内容とお題に沿って進められるため、内容に偽りがないかや記載したことへの本気度が採点の基準となります。

ボートレーサー養成所
合格するには？

これだけの厳しい戦いを制しボートレーサー養成所合格に合格をするためにどうしたら良いのか？

「勉強あるのみ」、「トレーニングあるのみ」というのは恐らく誰もが考える事ですが、受験者の増加に加えて大学卒業、更には社会人からの転身を目論む人がいる現代ではそれで勝ち上がれるほど甘くありません。

ここでは2つの対策について詳しく紹介をしていきます。

ボートレーサー養成所試験を勝ち抜く①
選手に話を聞く

まず考えられる方法としてボートレーサー養成所試験を受けた人から話を聞くというやり方があります。

「選手の息子とか娘なら簡単にできるだろうけど業界外の人は無理だろ」とここで諦めるような夢ならこの時点で諦めてこの話は聞かなかったことにしてページを閉じてください。

まず昨今は情報社会なので「ボートレーサー養成所試験 内容」と調べれればブログやSNSで経験者の人の話を読むことが出来ます。ただしあくまで失敗談（不合格）であるものが大半であり読み物としては面白くても参考になるかは全く別の話です。

本当に合格を目指すのあれば成功者・・・つまり現役や元ボートレーサーから話を聞くことが大事となってきます。

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全国各地のボートレース場ではボートレーサーを志す人たちに向けたワークショップを実施。現役のボートレーサーや元教官をゲストとして招いて的確にアドバイスを送ってくれます。

また大体のトークイベントでは会場のファンに向けて質問コーナーが設けられているので積極的に手を挙げて質問をしてみるというのも良いでしょう。

ボートレーサー養成所試験を勝ち抜く②
予備校に入学

将来のボートレーサーを志す人たちに向け艇学グループの磯貝浩久氏が立ち上げた「ボートレーサー試験予備校」という組織を皆さんはご存じでしょうか？

「本気でボートレーサーを目指すあなたを、艇学グループの講師、スタッフ一同が全力で支援いたます」

というコンセプトにて立ち上げたこの予備校には現在現役で活躍をするボートレーサー達も通っていた過去があり、ボートレーサー養成所試験に必要な知識や情報を得ることが出来る「日本唯一のボートレーサー試験対策機関」となっています。

東京校と福岡校がありますが、オンライン講座や定期セミナーも実施しているため全国各地どこでも利用をすることが出来ます。

艇学グループ利用者①
青木蓮（埼玉）

青木蓮は東京メトロの駅員として勤務もその姿に輝きが無かったことから母親に「ボートレーサーにならないか？」と言われて決意。

試験を一発で合格しましたが、その裏ではこのように予備校を利用をしていました。

艇学グループ利用者②
清水愛海（山口）

あの今村豊も絶賛する山口県の逸材である清水愛海も1度目の試験に不合格となった後、艇学グループの存在を知り使用。

見事127期生として入所をしており、その後の活躍は多くのファンが知る通りです。

艇学グループ利用者③
仲道大輔（愛知）

清水愛海と同じ127期生で親戚には磯部誠（愛知）がいるN道こと仲道大輔は定期セミナーとして利用。

同じセミナーに通っていた候補生が合格をしたのに自分は受からず悔しい思いをしたことを機に2度目の試験で合格を果たしました。

管理人・K

ボートレーサーになるのも大変な努力が必要ですが、ボートレーサー養成所に入るのもこのような努力、時間の使い方が求められています。

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ボートレーサー養成所について知る
まとめ

管理人・K

憧れのボートレーサーになるためにはどうすれば良いのか？を私なりに紹介してきましたが、皆さんの参考になったでしょうか。

CMや駅の広告で見かける「年収1800万円の世界」という謳い文句の効果もあってか将来ボートレーサーを志す人が増加したという話をよく聞きます。

夢を目指す人たちが多いということはそれだけ蹴落とす相手のレベルも上がれば、人と違ったことをいかにしているかが要求されていきます。

「この記事にたどり着き、知れたことがきっかけでボートレーサー養成所に合格出来ました・・・」という人が一人でも多く出てくれたら私としてはうれしい話です。

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