毒島誠全国ボートレース甲子園の欠場を発表

2025年7月3日

毒島誠（群馬）が7月8日よりボートレースびわこにて開幕する「第7回G2全国ボートレース甲子園」を私傷病を理由に欠場することを発表しました。

毒島誠は今期中に既に2本のフライング失格となっており7月末から90日間のフライング休みに突入を予定。2027年1月から表記が変更される来期はB2級への降格が決定的となっています。

なお初日ドリーム戦の1号艇が決定したことから枠番が繰り上げられ新たに佐藤翼（埼玉）が6号艇で出場。また毒島誠の代打として坪井康晴（静岡）が新たに追加斡旋となりました。

毒島誠
全国ボートレース甲子園の活躍

毒島誠の活躍①
伝説の64号機で無双

2021年にボートレース丸亀にて行われた第3回大会では当時ボートレース丸亀で使用者が好成績を残していた64号機を抽選で引き当て整備巧者の毒島誠の手によってその能力は更に上昇。

節間オール3連対、6勝の活躍で見事優勝に輝き優勝インタビューでは「怪物です。日本一のエンジン」とこれまで多くのモーターを使用してきた毒島誠も絶賛の言葉を並べました。

このモーターは使用期間終了後にボートレース丸亀にて特別展示をされ未だにファンの間で語り継がれています。

毒島誠の活躍②
前年大会を優勝・史上初の複数回優勝

昨年ボートレース津で行われた第6回大会にて2度の優勝を達成。

まだ歴史の浅い大会とはいえ、毒島誠は初めての複数回優勝を達成する選手となりました。

毒島誠全国ボートレース甲子園欠場の背景

魔の八項回避

8項・斡旋保留とは？期間や実際に対象となった選手を知る

2025.5.23

8項（斡旋保留）とは？正式名称は「選手あっせん保留基準8号」と言い、ファンや選手の間では「魔の8項」とも呼ばれています。期間内に定められた数字の水準を超えた選手に対して発令さ...

現在事故率が0.70を超えている毒島誠が避けなければいけないのがこれ以上の事故点の累積による魔の八項（斡旋保留処分）に該当をしない事です。

事故率や勝率不足によって「選手としての最低限も基準を満たせていない」という扱いとなるこの処分は6カ月と長期間に渡りレースへの参加が出来なくなるシステムであり、現在90日（約3ヶ月間）のフライング休みが確定している毒島誠の場合、合計で約9か月間レースに参加が出来なくなる致命的な問題となります。

ただし8項は期間中の出走回数が50回未満の場合では勝率、事故点に関係なく該当外となるため斡旋が決まっているSGオーシャンカップ（7月22日～27日）を例え完走しても50走は満たさないことが確定しました。

スタートで無理が出来ない現状で道中で少しでも活躍できる可能性を模索した結果。