相撲協会の幕内行司が横領金を競艇に使用し懲戒解雇となる
管理人・K
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日本相撲協会は2025年6月9日、幕内格行司・木村銀治郎(芝田山部屋)が力士会の掛け金計約2,519万円を横領、着服し、その一部を競艇(ボートレース)などのギャンブルに費消していたとして懲戒解雇処分としたと発表しました。

約5年間にわたる常習的な横領行為で、退職金は全額没収され、力士会のガバナンス体制にも大きな疑問が投げかけられています。

今回の事件についての詳細、過去に行われた横領や着服事件、そしてなぜお金を競艇(ボートレース)に手を伸ばすのか?についてを掘り下げていきます。

木村銀治郎のこれまで

横領 相撲界

相撲会に貢献

木村銀次郎(本名 遠藤紀行)は中学卒業後に行事を志し峰崎部屋に入り1990年3月に初土俵に上がりました。

以降30年以上に渡って行事一筋で活躍し2014年11月に幕内格行司へと昇進。この際に現在の行司名である3代目 木村銀治郎を襲名しました。

積極的な文化活動

2013年には自身の発案により、新弟子勧誘のために各所で配布するチラシを制作。横綱のイラストの作品や、入門から横綱への昇進までの相撲人生を双六形式として表現した内容作品を作り上げ、力士の給料事情や現役を引退後のセカンドキャリア事情を詳しく掲載したことが話題となりました。

横領 木村銀治郎

テレビやメディアへの露出も多く鉄道好きとしても有名で2021年には交通新聞社より「大相撲と鉄道」を発売しています。

2000万円以上を着服

木村銀治郎は以前より力士会にて集金をしたお金を着服をしていた疑いがあり調査を実施。その結果令和3年から令和7年にかけて様々な理由を付けて総額2519万円の着服(この内332万円を返済)をしていたことが明らかとなりました。

使用目的について競艇(ボートレース)の舟券購入などに全額を使ったことを告白。「一生かかっても返済します」と本人は反省の意を示すも2025年6月9日付にて日本相撲協会は木村銀治郎を懲戒解雇処分としました。

東京国技館の近くに位置するボートレース江戸川では現役の力士達が休日を利用して舟券を買いに来る姿が日常的な光景であり、力士達にとって競艇(ボートレース)は身近な存在となっています。

SNSの反応

ボートレース絡みの横領・着服
事件の歴史

横領 競艇絡みの事件について

これまでに発生したボートレース購入絡みの横領、着服事件のいくつかを振り返っていきます。

ボートレース絡みの事件①
現役教員が連盟費を横領

2022年に山口県下関市のある中学校体育連盟の会計担当だった30代男性教員が、連盟の口座から約700万円を横領。その大半を競艇(ボートレース)を含むギャンブルに投入していました。

着服分のお金については返還を行う、意思を示すも発覚までに市中体連が管理する口座から100回以上にわたって不正な支出をくり返していました。

事件後に本人は「手元の金を私的に使ったことをきっかけに自制できなくなった」と告白をしています。

この他にも・・・

2023年11月から2025年3月にかけて北海道旭川市の中学校に勤める26歳の事務職員が保護者から集めた給食費約287万円を着服し競艇(ボートレース)の舟券購入に使用していたことが報じられています。

その後の報道により懲戒免職処分となったことが明らかになっています。

 

ボートレース絡みの事件②
売掛金を悪質な手口で横領

2025年3月に兵庫県に本社を構える日曜品卸のハリマ共和物産の社員が約9600万円を着服していることが報じられています。

事件は2019年8月から2024年9月までに販売先に現金による取引を依頼し自らが集金を担当。この際に発行される領収書を偽造することで会社に正しい情報が伝わることなく合計で128回にも渡って行為に及んでいました。

事件発覚後に本人を問い詰めたところ過去に飲酒運転で交通事故を起こし、反社会的勢力と思われる相手に脅迫から脅迫されていたことを告白。消費者金融から借りて300万円を支払うもその返済金のためにパチンコやボートレースを行い一攫千金を狙うも失敗。

最終的には違法金融業者の保証人として常識外の金利の返済に苦しんでいました。

ちなみに

この社員に対して着服方法を提案、教えた取引先の社員についても同様の手口を利用し過去に約1200万円の着服行為があったことが同時に報じられました。

ボートレース絡みの事件③
消えた保険料・総額は〇億円!?

2005年から2008年にかけて茨城県国民健康保険団体連合会の元会計課主任である森知勇は市町村から集めた保険料、監査対象外口座に不正移動し着服。

その総額はなんと10億円と言われており全てを競艇(ボートレース)に使用。1R辺りに数10万円、1日トータルでは100万円単位に及ぶ舟券購入を頻繁に繰り返し行っていました

この横領事件は当時世間を賑わせ森知勇容疑者に対しては懲役14年の実刑判決が下されています。

事件のその後

2009年に県国保連は着服金の全額返済についての裁判を行い請求通りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

しかし「被告人が自首するまで犯行に気づかなかったのだから、監督体制に問題があったことはうかがえる」と当時の県国保連の体制についても裁判官より指摘を受けています。

県国保連では退職金、任意返金、人件費圧縮、経費削減などの自助努力によって7年間以内での返済を行う計画を事件当時に立てました。

 

ボートレース絡みの横領・着服
利用される理由

横領 競艇が利用される理由

横領や着服したお金が競艇(ボートレース)で使われることが多い理由は、以下のような複数の要因が絡み合っています。

横領・着服に利用される理由①
即時性と還元率の高さ

競艇(ボートレース)は1日に複数レースが開催されており、朝から夜まで賭けることが可能なギャンブル。

他の公営競技(競馬やオート)よりも、開催頻度が圧倒的に多く、結果がすぐに出やすい上に「すぐに取り返せる」と錯覚することがあります

横領・着服に利用される理由②
ネット投票の容易さ

出走数が6艇と少ないため、3連単でも比較的当たりやすいという誤認を生みやすいのも1つの理由です。

しかし3連単で最高1/120で的中をするとはいえギャンブルである以上、外れるときはとことん外れます。

横領・着服に利用される理由③
高配当・一攫千金を狙える

ネット投票(TELEBOATなど)でスマホ1つで即時投票が可能。指摘や不信に思われない範疇の金額であれば手軽にいつでもギャンブルをすることが出来ます。

ただしネット投票はページ内に履歴が残ってしまうため、多額の舟券を買う際は証拠隠滅の手段として紙舟券を利用することが常套手段となります

横領・着服に利用される理由④
中毒性と繰り返し性

競艇(ボートレース)は、連続で賭けられるため「次こそ取り返す」という思考に陥りやすく、一度当たった成功体験が忘れられず、横領や着服を繰り返す原因へと繋がります。

問題の本質はギャンブルそのものにあるというよりも、こうした不正資金の「使われ方」にあると見るべきです。

数万円の投資で高額配当を狙える3連単などの券種が存在することから、「一発逆転」や「損失を取り戻したい」という心理に働きかけやすい環境を生み出すとはいえ「遊びの範疇を超える」手法で使うことは大きな間違いです。

競艇予想サイト
的中情報

ZONE


日時6月12日
レース数尼崎8R
結果6-3-1
倍率440.4倍
払戻440,400円

ギャラクシー


競艇予想サイト ギャラクシー 的中
レース結果

組番436
倍率63.0倍
払戻金額,63,000円
的中・不的中的中

ボートレース絡みの横領・着服
まとめ

管理人・K
管理人・K
不正を働いた者の動機として、「すぐに取り返せると思った」「元手を増やして返すつもりだった」といった供述が目立つのも、こうしたギャンブルの即時性・高配当性に依存した発想に基づいています。

競艇(ボートレース)という仕組みそのものが問題なのではなく、不正に得た金銭を容易に投入できてしまう環境が整っていることが問題であり、「ギャンブル=悪」、「競艇(ボートレース)や競馬など廃止すれば良い」というのは考え方として間違っています。

無理のない範囲、楽しめる範囲でギャンブルを楽しみ「これはしてはいけない」という明確なストッパーを持ち行動をしていきましょう。

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