即日帰郷と即刻帰郷の違いとは?処分の重さや発令条件を知ろう
管理人・K
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ボートレースを見ていると、突然「即日帰郷」や「即刻帰郷」といった言葉を耳にすることがあります。

一見似たように見えるこの2つですが、実は意味も処分の重さもまったく異なります。本記事では、それぞれの違いや発令されるケース、対象となる行為などを詳しく解説

選手にとっては重要な分岐点となるこの制度、ファンとしても正しく理解しておきましょう。

 

即日帰郷と即刻帰郷の違い

帰郷 即日帰郷と即刻帰郷の違いについて

即日帰郷

即日帰郷とは選手が何かしらの問題を起こした際に「その日のうちにレース場を出て自宅などに帰ること」を命じられる処分。対象選手が1日2走が決まっている上で1走目の結果から即日帰郷の処分を受けたとしても2走目に出走することは可能です。

即日帰郷を受ける問題行動①
フライング(F)・出遅れ(L)

1節間に2度のフライング(F)、自己責任による出遅れ(L)を行った場合その選手は即日での帰郷を命じられます。

1節間に2度のフライングを切る選手は毎年おり、それどころか1日に予定されているレースの両方でフライングを切って帰郷をするという選手も珍しくはありません。

帰郷 処分を受けた選手

2025年4月24日、伏見俊介(東京)はボートレース江戸川にて初日の5Rで0.01秒のフライングを切ると、続く11Rでも0.04秒のフライングを切り即日帰郷。

伏見は結果として節間をF、Fで終了した挙句に期末直前のこのフライングによって合計90日間のフライング休みを命じられました。

管理人・K
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以前は0.05秒以上の悪質なフライングに対して即日帰郷が命じられていましたが、追加斡旋選手不足の影響から廃止となりました。

即日帰郷を受ける問題行動②
不良航法

節間中に3度の不良航法を行った場合も即日帰郷となります。

不良航法については以前に比べてシビアに適応されることから選手はもちろん我々ファンであっても「どれが不良航法でどれが不良航法でないのか」の基準がよくわかっていない部分がありますが、これに関しては審判係の匙加減的な部分があります。

帰郷 処分を受けた選手

2025年1月23日、蒲原健太(佐賀)は1節間中に3度の不良航法があったとして即日帰郷処分を受けています。

即刻帰郷

即刻帰郷とは、選手、そして賭け事の対象としてあるまじき行為をしたことから「今すぐこの場から立ち去ってください」と命じられる処分。

即刻帰郷を受けた選手は基本的に先々にて行われる褒賞懲戒審議会にて短い場合1カ月、長い場合では数ヶ月から年単位での出場停止処分が下されます。

褒賞懲戒審議会による出場停止処分を受けた場合、その期間が審査の対象となるSGの選考外となり1年~1年半は出場することが出場できなくなるため、格の選手ほど致命的となります

即刻帰郷を受ける問題行動①
周回誤認

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周回誤認とはその名の通り、レースの最中に終了をしたと勘違いをして減速をしてしまう行為で騒擾を惹起させる航法(順位変動)として4ヶ月間の出場停止処分が後に下ります

レースによって距離や条件が異なる競輪や競馬と違いボートレース場合は基本的には1周600mの3周1800m戦でのレースがどの場でも定められています。

ところが悪天候による1200mの2周戦の周回短縮をしていると勘違いをしてレースをしたり、水面を走ることに一杯一杯となってしまうことで自分が今何周をしているのかわからなくなってしまうことで引き起こる事故と言われています。

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周回誤認をした選手につられて後方の選手も減速をした場合も周回誤認の対象となります。

即刻帰郷を受ける問題行動②
航法指示違反

ボートレースでは失格艇(転覆・落水・エンストなど)が出た場合は事故が起こった周辺では減速をしながら事故の外側を回ることが義務付けられています。

しかし事故に気付かずその周辺で激しい道中戦を繰り広げたり、事故艇の内側を回ってレースを行った場合は違反行為として即刻帰郷が命じられます

ただし、この場合に関しては基本的にはその後の出場停止処分はほとんど下ることはありません。

即刻帰郷を受ける問題行動②
整備不良・整備違反

ボートの整備において選手が原因による何らかの整備不良があった場合、即刻帰郷が命じられ最短でも2か月間の出場停止処分が後に下ります。

そして不正な部品を使用したり、他の選手の整備を手伝った場合には整備違反としてこちらは整備不良以上の処分が下される場合があります。

帰郷 処分を受けた選手

整備違反として今でもボートレースファンの間で語り継がれているのが白石健(元 兵庫)が起こした事件です。

白石は2002年に使用してはいけないライナーと呼ばれる部品に似せた段ボールを改造したものを使用し即刻帰郷による1年間の出場停止処分を経験。

更に2016年には今度はエンジンの原型を変える整備をしたとしてまたも即刻帰郷を命じれられ競走会から3ヶ月、そして選手会からもこれとは別に1年間の自粛欠場勧告(自主的な出場停止)を命じられました

即刻帰郷を受ける問題行動②
体重違反

選手がレース前に計測を毎日行い公開されている体重。この体重通りにレースを行っていなかった場合も即日帰郷の対象となり1カ月~2か月間の出場停止処分が後に下ります。

特に問題となるのが最低体重であり男女ともに一定の公平さを生み出すために男性レーサーでは52㎏、女性レーサーでは47kgとそれぞれ定められており、その体重を満たさない場合は重りを背負ってのレースを行う必要があります。

 

ところが薮内瑞希(岡山)は2024年7月に本来であれば3kgの重量調整が必要な中で誤って2.5kgの重量調整にてレースに出走していたことがレース後に発覚(重量調整込み46.5kgで出走)

即刻帰郷処分の後に褒賞懲戒審議会にて1カ月間の出場停止処分が下っています。

なお薮内は2022年にも理由は明かされていませんが、内規違反により1か月間の出場停止処分が下されたことがあり、ファンの間では体重が原因だったのでは?と言われています。

 

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即日帰郷と即刻帰郷の違いを知る
まとめ

管理人・K
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「即日帰郷」と「即刻帰郷」は、いずれも選手に対するペナルティであるものの、その意味や処分の重さには明確な違いがあります。即日帰郷は競技に関わる問題点や体調不良などによる比較的軽度な帰郷命令であるのに対し、即刻帰郷はルール違反や重大な過失に対する重い処分です。

ボートレースの公正性を守るために設けられた制度であり、選手はもちろん、ファンとしてもその違いを知っておくことで、より深くレースを楽しむことができるでしょう。

 

 

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