決まり手を制す者が舟券を制す!レース展開の鍵を知ろう
管理人管理人

ボートレースの「決まり手」は、レース結果を左右する重要な要素。

単なる勝ち方ではなく、選手の技術やコース取り、スタート力などが色濃く反映される指標でもあります。

本記事では、代表的な決まり手の種類やその特徴、予想への活用法までをわかりやすく紹介。初心者はもちろん、中級者以上でも「新しい視点」を得られる内容となっています

 

 

決まり手は大きく分けると6種類

様々な決まり手が飛び出す競技として知られる相撲と異なりボートレースに存在する決まり手は以下の通り

逃げ・差し・捲り(まくり)・捲り差し(まくり差し)・抜き・恵まれ

ここからはその1つ1つを掘り下げて見ていきます。

決まり手①
逃げ

逃げは1コースでスタートを決めた選手が一度も抜かれることなくゴールした際の決まり手。ピット離れや前付けでコースが替わる場合を除けば1枠の選手の勝ち方は逃げが基本となります。

ボートレースは内であるほど有利と言われるギャンブルのため1コースが上手いか、苦手(下手)かは舟券を予想する上でも重要な要素となります。

決まり手②
差し

 

差しは1周目1マークから2マークまでに最内を走り先頭に立つ決まり手。2コース、4コースの偶数枠の選手が勝つ際に取られる戦法です。

先に1マークを回る選手の引き波を超えながらターンマークと激突することも恐れずにスピードと角度を付けて行う見た目よりも難しい戦法であり差しが上手いかどうかで選手の出世には大きな影響を及ぼします。

豆知識豆知識

女子選手は大半の選手が差しが苦手(下手)のため、差しが上手いと高い確率で出世をします

決まり手③
捲り(まくり)

捲りは1周目1マークで外を豪快に回転して先頭に立つ決まり手。1コースを除いた残り5コースの選手が勝つ際に取られる戦法です。

一概に捲りと言ってもいくつか種類があり、2コースの選手が1コースの選手の外を回り先頭に立つのを「じか捲り」と呼び、1コースの選手が遅れを取ってしまい早々に2コースの選手に進路を潰されることを「自然捲り」と呼びます。

その他にもカドに入る選手が好スタートから飛び出して内の艇を飲み込み捲り切ることを「カド捲り」と呼び、コースを問わず切り込まずにターンマークを四角のような形で回って内側の艇を残しながら抜け出す捲りを「ハコ捲り」と呼びます。

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捲りはボートレーサー養成所でもっとも最初に教えてもらう決まり手のためどの選手も使いこなすことが出来ます。

ただしその中で回転スピードを高めたりスピードを落とさず回転を出来るかどうかのギリギリを極めることで選手の優劣に影響を及ぼします。

決まり手④
捲り差し(まくり差し)

捲り差しは1周目1マークから2マークにかけて艇と艇の間を抜け出して先頭に立つ決まり手。3コースから6コースの選手が勝つ際に取られる戦法です。

スピードと角度を付けながら差しと捲りの良い点を同時に行う必要があるため選手の技量が最も要求されます。

当然そのためにはモーターの状態が良いこと、プロペラの回転力があるかどうか?といったことも同時に求められることから無理に狙いに行くと不発に終わったり、引き波に引っかかって舟が暴れてしまうこともあります。

決まり手⑤
抜き

抜きは1周目2マーク以降に先頭に立っていた選手を抜いて先頭に立った際の決まり手。全てのコースの選手が勝つ際に取られる戦法です。

基本的にボートレースというギャンブルは1マークで先頭に立った選手がそのままゴールに向けて残りを走り抜けるシステムとなっていますが、モーターや技量、そしてレース中のミスによって稀に先頭を走っている選手が入れ替わるケースがあります。

そのため初動の時点で先頭を奪えなかったとしても一応最後まで舟券は捨てずにレースは見届けましょう。

決まり手⑥
恵まれ

恵まれは他の艇に何らかのアクシデントが生じレースが完走できなかった場合の決まり手。全てのコースの選手が勝つ際に取られる戦法です。

恵まれの代表格がフライング事故であり、先頭を走っていた選手が失格となった場合に2番手の選手が繰り上がりで先頭を走っていた際に適用されます。

決まり手を知る
それぞれの技の巧者達

逃げ、差し、捲り、捲り差しとそれぞれに得意な選手がいて、展開に応じて華麗な技を魅せてくれます。

ここからはそれぞれの「技の巧者」たちを見ていきましょう。

逃げ巧者

基本的にトップレーサーは1コースからしっかりと逃げて勝負を押し切れますが、その中でも逃げが上手い2名を紹介。

池田浩二(愛知)

決まり手 逃げ巧者

艇界きっての逃げ巧者。

モーターの良し悪しに関わらず好発から外の捲りを牽制し素早い切り返しから逃げ切りを決める1つの形を確立しています

石野貴之(大阪)

決まり手 逃げ巧者

「石野のイン戦は必ずお金を増やしてくれる」という意味合いから「石野信用金庫」という愛称が付くほどのイン巧者です。

差し巧者

内の狭いスペースに素早く舟をスピードを付けたまま潜らせてターンマークギリギリのスペースを捕える差し巧者をここでは2名紹介していきます。

峰竜太(佐賀)

決まり手 差し巧者

4カドの峰は峰なのよ」という言葉が広まっているがゆえに捲り選手と勘違いをされがちですがコースを問わない差し巧者。

特に2コース、4コースから相手を牽制して内を突く差し技は艇界屈指の技術を持っています。

毒島誠(群馬)

決まり手 差し巧者

艇界きってのクリーンなレース、そして魅せるレースが得意な毒島は強引な捲りよりも差しに特化した選手。

ボートレース場を問わずモーター、プロペラをしっかり仕上げロスの無い切り返しから直線で一気に先頭を捕える形は毒島の十八番芸となっています

捲り(まくり)巧者

内の艇を沈め高配当を呼び込む捲り巧者をここでは2名紹介していきます。

桐生順平(埼玉)

決まり手 捲り巧者

全国で見ても特に狭いボートレース戸田をホームプールとしており艇界屈指のターン巧者のイメージがある桐生ですがセンター枠からの一発も武器。

2024年のSGボートレースダービーでは圧倒的支持を得ていた1号艇の峰竜太を見事なツケマイで沈め地元SG優勝に見事輝きました

菅章哉(徳島)

決まり手 捲り巧者

チルト3度から繰り出す強烈な伸びで内の艇を一気に叩いて勝利を奪う捲り巧者。

チルトを跳ね上げると通常はターンが難しくピンかパーになりやすい選手が多い中で試行錯誤の末にチルト3度でも乗りやすさを付けたプロペラを完成させ2025年にはG1初優勝を飾っています

捲り差し(まくり差し)巧者

一流の選手であっても「○○選手の捲り差しは真似が出来ない」と言われるほど天性の才能が求められる捲り差し。

ここではその巧者を3名紹介。

原田幸哉(長崎)

捲り差し巧者

捲り差しには3パターンある」と語るなど内の艇の動きや特徴を掴み臨機応変な捲り差しを繰り出す3コースからの捲り差し巧者。

ただし3コースからの捲り差しに定評がある一方で5コースだけ滅法弱いという弱点があります。

馬場貴也(滋賀)

捲り差し巧者

艇界の多くの選手達からも「馬場さん(馬場ちゃん)の捲り差しは真似をしたい」と語る程の捲り差し巧者。

ファンも当然のように馬場の捲り差しを理解しておりSGのような1号艇が必然的に売れるレースであっても3コースに馬場がいるだけで1コースからの逃げと同等レベルで舟券が売れることがあります。

今では3コースからの捲り差しのイメージが定着していますが更にコースが外に離れた5コースの捲り差しも一品で「黄色の馬場」という愛称が付けられたこともあります。

宮地元輝(佐賀)

捲り差し巧者

デビュー当時は体重オーバーに苦しみ苦悩の時代を過ごした遅咲きの捲り差し巧者。

自身が更に活躍するためにはどうすれば良いか考え始めた際に「松井繁(大阪)はなぜあんなに稼げるのか」に注目し回り足を追求することを決めギリギリまで相手を引き付けて内の内を突く捲り差しを習得。

奥まで引いてそこから素早く舟を返す独特な捲り差しは選手からも「防ぎようがない」と言われる程のレベルにまで到達しています

 

選手の特徴を掴むべく
競艇予想サイトを活用しよう

競艇初心者 競艇予想サイトを使うべき理由

ボートレースの勝敗を大きく左右するのが「選手の特徴とその日の状態」です。中でも、モーターの仕上がりや出足・伸びの型、さらには選手との相性は舟券の明暗を分ける大事な要素です。

 

しかしそれと同等であり分析が難しいとされるのが「人間の読み」の部分についてです。選手がどんな走り方を得意とし、どういう展開で勝ちやすいのかという情報は、膨大なレース経験とデータ分析をもとにしないと見えてきません。

だからこそ、経験豊富な予想師の知見を活かせる競艇予想サイトの利用が、有効な手段のひとつになります。細かい変化に対応し、客観的かつ的確な情報で舟券戦略を支えてくれる存在として、初心者にも上級者にも役立つサービスです

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決まり手を知る
まとめ

管理人管理人

ボートレースにおける「決まり手」は、レースの展開や選手の特徴を読み解くうえで欠かせない基本知識です。

逃げ・まくり・差し・まくり差し・抜き・恵まれ——これら6つの決まり手には、それぞれに適したコースや選手の特性が存在し、舟券予想にも大きく関わってきます。

各決まり手の傾向を理解し、それに強い選手や好条件を見抜けるようになれば、予想の的中率や回収率を大きく高めることができます。決まり手をただの結果として見るのではなく、レースの裏にある駆け引きや技術の証明として読み取ることで、ボートレースの楽しみ方も一段と深まるでしょう。

そして、選手の「技の巧者ぶり」を知るには、日々のレースデータと経験が必要です。そんな時は、競艇予想サイトの分析情報を活用して、自分の予想力と掛け合わせてみるのも一つの手。

今後の舟券予想に、この記事の内容をぜひ活かしてください!

 

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