2025年前期勝負駆けの選手たち

管理人・K管理人・K

選手たちの活躍の場を決める来期の等級審査機関がいよいよ終盤に突入してきました。

A1級昇格、逆にA2級以下への降格の危機になっている選手達を今回は紹介していきます。

勝負駆けとは

ボートレースにおける「勝負駆け」とは、期末(年2回の級別審査)の等級を維持・昇格するために選手が本気で着順を取りに行くレースを指します。

B2→B1、B1→A2、A2→A1といった級別昇格を狙う選手にとって、残り数節の着順や勝率が極めて重要となり、普段以上に気迫あるレースになるのが特徴です

このような時期の選手動向を把握することで、勝負気配を読み取った舟券戦略が可能になります。

 

勝負駆け
A1級昇格・維持を狙う選手達

石野貴之(4168)

支部勝率(4/14時点)
大阪6.21

怪我から驚異の回復で勝負駆けに挑む

今期最もA1級への意欲を見せる勝負駆けを繰り広げているのは勢い著しい若手選手ではなくグランプリを2度制覇したトップレーサーの石野貴之で間違いありません。

昨年11月に膝の怪我に悩まされ満足なレースはもちろん試運転や調整も出来ないストレスの限界から手術を決断。今期は全休か終盤に復帰し数年をかけてSG戦線へ復帰へ・・・と誰でもが思っていた中、石野だけは全く違う思いを抱えていました。

約3か月半の療養期間を経て今年2月に復帰を果たすとそこからほぼ休むことなく全国各地を飛び回り出走回数を積み重ね目標の90走まで残り僅か(この記事製作時で残り15走)となりました

一度A2級以下に落ちると記念戦線へ戻るのには数年かかることへの危機感から万全とは言えない状況の中でも走り我々ボートレースファンの考えの遥か先を行く石野の努力は報われるのでしょうか?

佐藤航(5087)

支部勝率(4/14時点)
埼玉6.37

眉毛全剃りを賭けての勝負駆け

勝利者インタビューでのユニコーンポーズをきっかけとして人気選手となった佐藤。

早くからA2級に昇格はしたもののA1級への出世が出来ず2期上の畑田、1期上の松本、後輩の飛田と支部の近い年齢の選手達が全国の記念戦線で活躍する中で苦しい日々が続いていました。

今期は地元の大スターである桐生順平から「A1級に昇格できなかったら眉毛を片方剃れ!俺も出来なかったら剃る」と煽られ奮起。出走回数は既に規定を満たしており残りの節間で大きな着を並べることが無ければいよいよA1級への仲間入りが確定します。

管理人・K管理人・K

この件についてSNSでは桐生順平のパワハラなのでは?という声が挙がりますが、佐藤本人がこれを否定。

むしろ勝負駆けの緊張感や気持ちを維持するモチベーションに変えていると自身のXにて発信をしています。

関連記事

登玉隼百(5161)

支部勝率(4/14時点)
兵庫6.37

にゅ~スターへの道を進む

2024年7月にボートレース江戸川で初優勝を飾り「にゅ~」のパフォーマンスで注目を集めた登玉。

同期には今期よりA1級に昇格し早くもSGデビューを控える清水愛海、川井萌の両女子レーサーがいる黄金世代の一員でもあります。

元々スタート勘が良くA2級に早々と昇格をしたことからA1級も秒読みと思われていた選手。初昇格のチャンスとなる勝負駆けを制して若手選手が伸び悩む兵庫支部の活力剤となれるでしょうか?

小芦るり華(4938)

支部勝率(4/14時点)
佐賀6.22

苦難を乗り越え再びA1級へ

今でこそ実力のある選手として有名な小芦ですが、これまで数々の苦難の道を歩んできました。

デビュー期に平均ST0.09秒という弾丸スタートを武器に「ぶっとび娘」と注目を集めるもF3のペナルティーに加えて事故率1.00超えで発令される6か月間の斡旋停止命令(通称8項)により合計で1年間の出走停止

この1年間の休養期間中に練習を積み重ね以降は成績を伸ばし今では小芦以上の人気者となった宮地元輝にも弟子入り。交換人気形式での師弟によるレースの反省点や問題についての意見交換も小芦はもちろん宮地自身の成長に大きく繋がっていきました。

2023年にA1級に初昇格するも成績不振で1期でA2級に降格。以降は事故点オーバーでB2級落ちも経験しており前期は勝率4点台、半年間で挙げた1着はわずか6回と低迷。

2年の時を経て再びトップクラスへ戻るチャンスが到来した小芦。残りの期間しっかりと戦いこの勝負駆けは制したいところでしょう。

 

勝負駆け
A1級剥奪危機の選手達

続いてA1級の座が危ぶまれるA1級トップレーサー達の近況について見ていきます。

丸野一樹(4686)

支部勝率(4/14時点)
滋賀6.17

ムラの大きさが悪い方へ

2021年~2022年と2連連続でSGグランプリにも出場し滋賀支部の次世代のエースとも称されていた時期もあった丸野。

2024年は9月2日にG2を優勝すると以降の3節続いたG1全てで優勝戦に進出。その内の徳山、浜名湖では2節連続で優勝を飾り一時はグランプリ進出圏内を争う確変モードに突入しました

しかしその反動なのか今期はここまで苦戦を強いられており勝率はA1級キープに向けてギリギリのラインでの勝負駆けが続いています。

4月の最後の斡旋が地元のボートレースびわこでのGWシリーズの為、ここで最終的な帳尻は合わせる事が出来ると思いますが、元々良い時と悪い時のムラが激しい丸野。今期は悪い方のパターンを引いてしまった6か月間となりました。

柳沢一(4074)

支部勝率(4/14時点)
愛知6.10

2019年SG王者が18年振りの降格の危機

2007年以降一度もA2級以下に落ちることなく2019年にはSGグランドチャンピオンを制した柳沢が降格のボーダー上でまさかの勝負駆けの立場となっています。

最近は一般戦回りが中心となっており期末まで残り1節と期跨ぎで地元戦を残す状況。いずれも一般戦のため勝率を上積み出来る見込みですが、元々一般戦を中止に走っていてこの数字なので決して安泰な立場とは言えません

入海馨(4886)

支部勝率(4/14時点)
岡山6.14

昨年待望のG1優勝から一転

昨年8月にボートレース芦屋のG1を制覇し記念レーサーの仲間入りを果たした入海。前期は勝率7.31の好成績を残しこの半年間はSG、G1レースへの斡旋がメインとなっていました。

しかし大きすぎる壁にぶつかった今期は勝率を大きく落としてしまいA2級降格濃厚の厳しい戦況となっています

入海クラスの選手が一度A2級に落ちてしまうとA1級に戻れたとしても今のような斡旋を受けるのは難しくなるのは確実。この苦難を乗り越えるか、乗り越えられないかが向こう数年間の選手生活を分ける重要な分岐点となります。

勝負駆けの選手達
まとめ

管理人管理人

勝負駆けの時期は、選手にとって等級(A1・A2・B1・B2)を左右する重要な節目であり、1着への執念や気合が普段以上にレースに表れます。

こうした背景を理解してレースを見極めることで、舟券戦略に深みが増し、思わぬ高配当を掴むチャンスも広がります。

選手の状況を知ることは、勝つための第一歩。ぜひ、勝負駆けの「裏側」に注目してみてください。

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