<上手すぎて〇〇!?>整備巧者なボートレーサー達

<上手すぎて〇〇!?>整備巧者なボートレーサー達

選手たちがレースを戦う上で切っても切り離せないモーター整備。抽選で引き当てた相棒の良し悪しが戦いの勝敗を大きく分けますが時に選手の技量1つで凡機をエースモーターにすることも・・・。

今回はそんなモーター整備の上手い選手を紹介。皆さんが知ってるSGクラスの選手はもちろん新世代の若手レーサーまで取り上げて行きます。

 

毒島誠

支部
群馬 92

まず1人目に紹介をするのはSGクラスの中でもエンジン整備といえば多くの人がイメージをする毒島誠。

2021年にボートレース丸亀を賑わせ伝説として語り継がれている64号機を究極形態に仕上げ優勝を飾るなど整備にまつわるエピソードは挙げたらキリがないモーター整備のプロ。

常に究極を追い求める

毒島はファンから整備について問われた際に自身のコラムにて以下のように語る。

ファンの方によく質問されることが、整備に取りかかるタイミングです。僕の場合、まず前検日に受け取った状態で乗ってみて、そこからギアケース、プロペラを確認します。そこでよくコメントにある「普通くらい」の手応えがあれば、だいたいの場合、プロペラ調整を中心に仕上げていきます。仮に普通もない場合、もしくは確実にもっと上向く可能性のあるときは、整備に取り掛かります

ここで大事なのが、出場するレースが何レースなのか、2回走りか、などです。前日であれば、前夜版が出た時点で、翌日のレース番号を確認します。記念レースでは予選の出走回数が決まっていますので、何となく前検日に構想を練ることができます。僕は整備後に、プロペラの反応と調整後の状態を確かめたいので、緊急時を除き、最低でも(7Rと12Rなど)4レースは空いている時にすることが多いです。

時間も手間もかかる整備は、その日のレースが終わった後に行う選手、もしくは出番が遅い選手が、その前までに行うことが多いと思います。

中にはルーティンで毎節必ず整備をする人もいます。整備は現状を把握すること、自分なりに積み重ねたデータ、整備士さんに傾向を聞くなどが重要です。その上で思い切りと運、そして当たるまで諦めない心が必要かなと思います。

良いエンジンだったとしても現状に満足せず更なる良化を求めて1から組み立て直すこともあるという。

究極の状態を常に追い求めるその考えこそ数々のSGタイトル、そして多くのエースモーターを作り上げてきた実績へと繋がっていくのだろう。

音の違いがわかる男

峰竜太は丸野一樹のYouTubeチャンネルに出演した際に整備の上手い選手として双方とも毒島の名前を挙げている。

峰は「毒島さんの整備に答えがある。こういう音がしたらクランクシャフト、こういう音がしたら電気と違いがわかる」と語り一方の丸野も「一緒に足合わせをしたら交換するべき部品をアドバイスされ交換したら上向いた」と時に節間を戦う相手に対しても塩を送る姿勢を見せることも。

丸野の整備に必要な部品として毒島はこの際にスリーブと呼ばれる筒状の金具をアドバイスされたことを峰、出演していた深谷知博の両者が不思議そうな顔をしながら聞くほどの独自の理論と研究熱心な一面が垣間見える。

赤岩善生

支部
長崎 82

 

続いて紹介するのは24場完全制覇も成し遂げている愛知支部のベテランレーサー赤岩善生。

「赤鬼」とも呼ばれコース取りに一切の妥協を許さないイメージが強い選手だがその根底にあるエンジン整備へのこだわりは艇界NO1を誇る。

整備士を驚愕させた新人時代

当時としても非常に珍しいデビュー時からエンジン整備を常に続けていたという伝説がある赤岩。

ホームプールであるボートレース蒲郡にて新人の頃からその姿を見てきた整備士からも「善生君、デビューしたときから変わらないね。デビュー当初からシャフト調整をさせてくれと言ってきた人は初めて見た」と新人とは思えない姿に驚いたという。

常に教えてもらうつもりでお願いしますと頭を下げて(エンジンを)ばらせてもらった」、「いつまで経っても勉強できない」という自分の考えに対して同意をしてくれたボートレース蒲郡の整備関係者達の甲斐もあり整備力が上達。

現在では「他の人が知らない正解を知っている」、「乗っている体感で整備する場所が分かるので数字(勝率・連対率)に囚われない」とモーターについての知識や考え方を突き詰める域に達しておりどんなエンジンでも割って(エンジンを開く業界用語)中身をチェックすることは欠かさないという。

自然に起こる威圧感

「モーター整備の鬼」というイメージが選手間でも共有されている赤岩。その存在感と威圧感からSGへ参加した際に後輩レーサーがエンジンの整備を躊躇ったことがあるという。

常にモーター整備室にいる赤岩の横で整備力が劣る自分が良いモーターを開くのが視界に入って「自分には見えていない物が赤岩さんに見えることが怖かった」と節間終了後に聞かされたという。

 

職人肌なイメージが強い選手だが宇野弥生、北川潤二の2人と師弟関係を結び静岡支部の深谷知博、東京支部の渡邉雄朗はモーター整備で尊敬する選手として赤岩の名前を挙げている。

 

(PR)おススメサイト紹介

無料予想

MUGEN
サムネ

的中実績

日時 2024年 12月2日
レース数 三国8R
結果 1-4-3
倍率 26.1倍

低額ポイント予想

ZONE
サムネ

的中実績

日時 2024年 11月29日
レース数 平和島8R
結果 6-3-1
倍率 131.2倍

 

関浩哉

支部
群馬 115

3人目に紹介するのは毒島と同じ群馬支部の関浩哉。2018年に初優勝をPG1ヤングダービーで飾るという偉業を成し遂げ当時大きな話題を呼んだ。

しかし期待を受けた翌年は優勝1回、2020年は優勝0回と伸び悩んだ時期を乗り越え2022年に2度目のG1制覇を含む優勝6回以降SG戦線を盛り上がる選手へと羽ばたいた裏にはモーター整備の向上という大きな転機が関係をしていた。

調整方法を一変

元々は現在の若手レーサーの主流であるプロペラ調整を主体とするも記念戦線を戦い勝ち抜くためにはモーター整備が必要と感じ挑戦を始める。

しかし休みの日にゲージを叩けるプロペラと異なりレースに参加する中で試行錯誤が必要なモーター調整の向上というのは非常に難しくA1級レーサーという立場を維持するためにも当初は無難な調整を続けていた。

そんな姿を見ていた先輩選手から「もう少し試してチャレンジをしてみたら?」とアドバイスを受けた関は「他の人と同じ調整をしていても勝てない。多少のリスクを冒してでも攻めた調整をしないといけない」と考え方を一新し覚醒。

三重支部の同期である豊田健士郎は関のモーター調整に関して「常にチャレンジするその姿勢は凄い。例えるなら夏に、冬仕様の調整をするような感じですかね。思わず「え!?」って、びっくりするようなことを平気でやるんですよ」と語っている。

現在では記念クラスを走る先輩選手達からも「よくエンジンを出すね」という言葉を掛けられることが増え始め本人も自信を深めつつある。

西山貴浩

支部
福岡 97

モーター調整のプロとして最後に紹介をしたいのが西山貴浩。

ビックレースのオープニングセレモニーや節間中の勝利者インタビューで誰よりも目立つことを考え大会を盛り上げるイメージが強い選手ですがその裏では誰よりも努力を続ける職人肌な一面も・・・。

後輩達に背中で伝える

西山のモーター整備力を語る上で欠かせないのが2021年にボートレース下関にて行われた「モーヴィ下関オープン2周年記念 モーヴィ下関杯」での出来事。

4日間開催で行われた一般戦においてシリーズの中心選手として斡旋を受けた西山。しかし渡されたモーターは2連対率16%のワースト級モーターであり初日1レースからセット交換、キャリアボディー交換、電気一式とありとあらゆる調整を繰り返しては試運転や後輩選手との足合わせをしながら予選トップ通過を決め準優、優勝戦と見事に逃げ切り優勝を飾った。

優勝後に西山は「言うことを聞かない嫁にも言い続けることが大切と分かりました」と最後まで苦労したモーターへの愚痴をいつものように笑いながら話した上で「この姿勢を若手が感じ取ってくれればうれしい。不器用なんで、愚直でもいいから1走1走、大事に走ります」と記念戦線を中心に走る選手でも一般戦で決して妥協や諦めない姿を背中で示した。

決めるときは決める、そして九州男児らしい姿を示した西山らしくないエピソードだがこの努力の積み重ねこそが艇界のエンターティナーと呼ばれる活躍の源になっている。

不運が招いた副産物

西山といえばSGやG1といったビックレースで成績が悪いモーターを抽選で引き当ててしまい苦しい戦いとなることが非常に多い選手。

これについては本人も自虐的に話しているのだがエンジンが悪くともファンへの期待に応えるべく調整には妥協を見せず整備作業には人一倍時間をかけている。

しかし全国各地の悪いモーターばかりを引くためか調整を進めて行く上で各場の整備士と仲良くなっていき家族構成や子供の名前といったプライベートの情報まで知り尽くしており、場によっては整備士と関係が薄いと部品交換(特に大元であるクランクシャフトなど)は許可を出して貰えないこともあるだけ関係を築けたことを本人は感謝をしていると語る。

 

 

(PR)無料予想おススメサイト紹介

  • 当サイトが厳選した10サイトを紹介。
  • このサイトからの登録での特典あり。
  • 高配当を簡単に当てたい人必見!

 

まとめ

管理人・K管理人・K

レースを予想する上で欠かせないモーターの良し悪し。多くの選手たちが悪いモーターが良くなることは10回に1回くらいと語る様に短い期間と時間の中で原因を突き止め急変に成功をするというのは私たちが想像をしている以上に難しい話なのだろう。

しかし最後まで諦めることなく戦い抜く姿を示すそんなボートレーサーが1人でも多く出てくることに損はありません。

あなたはモーター整備が上手い選手と聞いて誰を浮かべたでしょうか?ぜひコメント欄に投稿をよろしくお願いします。

 

管理人からのお願い

LINE登録


おススメ情報を配信

 

ブログランキング

ブログランキング参加中

 

平均評価: 0