ボートレースにおける師弟関係について

ボートレースにおける師弟関係について

ボートレース界には『師弟関係』と呼ばれる繋がりが存在する。

基本的には、十分に経験を積んだ中堅~ベテラン選手に対し、デビュー直後~数年経った若手選手が弟子入りを志願するといったケースが多い。

弟子を受け入れ、師匠となった選手は、エンジンやペラの調整法はもちろんのこと、時にはプライベートに至るまで面倒を見て、信頼関係を築いていく。

ZONE

日時 2024年 03月26日
レース数 宮島6R
結果 2-6-5
倍率 39.5倍

日時 2024年 03月27日
レース数 宮島6R
結果 3-4-1
倍率 30.2倍

 

師弟・弟子

全国各地に数多く存在する師弟関係。

今回は、その中でも特に繋がりが深い師弟関係を何組か紹介していきます。

江口 晃生・毒島 誠


群馬支部のエース毒島 誠の師匠はイン屋としても知られる江口 晃生。

デビュー当時から師弟関係を結んでおり2019年に毒島がSGボートレースダービーを優勝した際には真っ先に駆けつけて二人で泣いていました。

新人時代の毒島にレース後にノートに気象状況やレースで感じたこと、選手同士の話で気づいたことなどを記録するようにアドバイスを送り現在も習慣として続けている(毒島は文字が薄れてしまい現在はほとんど読む事が出来なくなっている一番最初のノートを含め全て所持をしている)

なお毒島が外のコースからいきなり1コースを奪い切ってしまうスーパーピット離れは江口が直伝した

このピット離れはトップレーサーにありがちな一般戦で格下相手に見せ付けるだけではなく、G1、SGといったビックレースでも決まる事がありこの状態に入った毒島は誰も止めること出来ずに優勝を奪って帰っていく事が多い。

今村 豊・白井 英治


山口支部のレジェンド今村 豊さん。

現役の最後の最後まで積極的に若手選手たちにもアドバイスを送り続け2020年末に電撃引退、殿堂入りを果たした。

その今村の愛弟子といえば日本を代表するボートレーサーの1人である白井 英治との関係がやはり有名だろう。

持ちペラ制度時代には今村が仕上げたペラを渡され「ペラを一切触るな!」という指示をされゲージ(ペラを整備する道具)をデビューから数年は持たせない環境で育てられた(この言葉の裏にはペラが良くなかったから走れなかったという言い訳をさせずに整備をしている暇があったら試運転にどんどん出て技術で負けて悔しさを覚えて欲しいという思いがあった)

※なお若手時代の白井はこの教え通り渡されたペラを一切調整せずに優勝を果たしたことで支部内の伝説として語り継がれることとなる。

2014年に待望のSG初優勝を果たした際にはピットへ駆けつけ涙ながらに抱き合うシーンは白井 英治を語る上での名場面として今も語り継がれている(その後の優勝インタビューには今村も登場し二人で喜びを分かち合い白井は今村のことをお父さんと称した)

2020年の今村の引退会見ではVTRで出演し今村が40年間の現役で一度も達成できなかった賞金王になることで恩返しを果たすことを誓った。

2022年8月にSGボートレースメモリアル優勝戦で白井がフライングを切り1年間のSG出場停止が決まった直後には賞金ランキング18位以内であれば例外で出場できるSGグランプリに対し「グランプリの優勝は引退した今村豊さんとの約束だし、頑張りたい」と語るほど今も2人の間には切っても切れない絆が結ばれており、同年12月に白井はグランプリを優勝し金のヘルメットを表彰式の壇上に共に上がった今村さんに被せてあげる演出はファンの感動を呼んだ。

池田 浩二・磯部 誠


日本を代表するボートレーサーの1人である池田 浩二。

常滑の大スター(キングオブコージ)であり何人もの弟子を抱えているがその中でも愛弟子の磯部 誠との関係をここでは紹介したい。

プライベートも頻繁に遊ぶ中であり野球観戦、ゴルフ、飲み会に付き合うどこか友達を思わせるような関係性の両者。磯部は池田のことを浩二さんと呼び時に先輩であり大スターの池田をいじり倒すこともある。

記念以上のレースになると一緒に遠征することも多いことから師弟関係と言いつつも全国各地を飛び回り一緒になることが少ないボートレーサーとは異なる雰囲気がある(なお他の弟子を含めて蒲郡、常滑に斡旋があった際には師弟関係なく暇な人が前検に送り届けるというルールがありフライング休み中は頻繁に誰かが借り出されるらしい)

ただし、レースについては厳しく2020年にヤングダービーで待望の初G1優勝を果たした際には「あんなのG1じゃない」と辛口のコメントを残している。

その後、2022年のG1東海地区選手権の優勝戦では1号艇の池田がフライングで失格となり2号艇の磯部が2度目のG1優勝も師匠のフライング失格に複雑な表情を浮かべながらも前付けに来た赤岩 善生に対して決してコースを譲ることなく「ボートは1つでも内」という池田の言葉を忠実に守った上で2コースから優勝できた結果と感謝の言葉を述べた。

なお池田は4ヵ月後の6月のSGグランドチャンピオンの優勝戦で6号艇から前付けを狙った赤岩の影響で深くなったイン戦を躊躇することなくスタートを決めて大舞台で優勝する形でリベンジを果たした。

井口 佳典・新田 雄史


現在のボートレース界で師弟揃って艇界の最前線を走っている三重支部の井口 佳典と新田 雄史の両者。

「銀河系軍団」の一員の井口に養成所チャンピオンという実績をぶら下げて弟子入りを果たした新田は急激なスピードで成長を遂げ井口と同様に「ニュージェネレーション」と呼ばれるトップレーサー軍団の仲間入りを果たした。

しかし井口、新田ともにSGのタイトルを所有している三重支部の絶対的Wエースに激震が走った。

2021年に井口がコロナ給付金を不正に受給にしている事が発覚し2ヶ月の出場停止処分が下ったことで褒賞懲戒規定に触れ1年半に渡りSGの出場資格を剥奪され、2022年10月に開催されるSGボートレースダービーでSG出場が遠のいてしまった。

この間に三重支部のエースとしてSG戦線で戦い2021年にはSGグランプリシリーズで優勝を果たすなど戦い続けた新田は井口とのSG共演が直前に控えた2022年8月のSGボートレースメモリアル優勝戦でのフライング失格により今度は入れ違いになるように新田が1年間に渡るSGレースへの斡旋停止処分が下った。

2人のSGでの共演は早くても2023年の秋以降までずれ込む見込みとなっている

守田 俊介・中島 秀治


最後に紹介するのが滋賀支部の天才肌レーサー守田 俊介と若手のホープ中島 秀治の師弟関係。

守田は「俺はフレディ(守田と嫁の森田太陽がフレディ・マーキュリーに似ているからと命名した愛称)を弟子として採用していない」と語り中島は守田のことを勝手に師匠として呼んでいる。

ただし、守田は普段から弟子?の中島を含めて練習やアドバイスを送る事が無い(感性が独特すぎて何を言っているかそもそもわからない)ことから師弟関係に大きな影響があるかはわかりませんが、守田は以前から中島を家に招いて泊りで遊びその際に中島は裸になって踊ったり、自身のSNSで中島の写真を面白おかしく加工して投稿するなど非常に可愛がっている。

※ なお守田の嫁の森田 太陽は中島のことを生理的に嫌いなことが守田の口から明かされている。

 

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まとめ

選手がデビューしてから右も左もわからない状況で身の回りのことや、選手としての心構えを教えるために設けられている師弟制度。

もちろん選手の中には特定の師匠を持たずに戦い続けている選手や、デビューしてから数年後にペラやエンジンの整備、レースでのテクニックを教えてもらいたいと弟子入りを果たすケースなど幅広くその理由は存在するようです。

今回紹介していない以外にも数多くの有名な師弟関係は存在しています。

最近はYouTubeを通じたリモートインタビュー動画などで思わぬ関係性を知る事が出来るので是非時間があるときに調べてみてはいかがでしょうか?

 

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