ボートレース住之江(住之江競艇場)超分析

ボートレース住之江は大阪市住之江区にあるボートレース場。

賞金王決定戦を過去20年で17回も行われており、ボートレースのメッカや聖地を呼ばれるほど。

支部戦として正月は全大阪王将戦、GWにラピートカップ、お盆には大阪ダービー摂河泉競走が行われる。支部戦でありながらドリーム戦にはSG覇者がズラリと並ぶなど、非常に豪華なメンバーが集いハイレベルなレースが行われる。

 

水面特徴

以前は年末から春先にかけて昼開催であったが、現在はほとんどナイターとして行われており、2019年の賞金王決定戦は初めてナイターで行われる。

水質が硬い淡水で、握ってもしっかりとサイドをかけないと大きくターンが飛んで行ってしまう。

一方で、ターンが飛ばないよう落として回るとまくりを受け引き波にのまれることもしばしば。

夏は向かい風、秋冬は追い風傾向だがそれほど強く吹くことは少ない。2マークに引き波が残りやすく、そこでの逆転も多くなる。

 

企画レース

一般戦5R

「住之江ファイブ」1号艇にA級レーサー(多くは1.6枠にA級となる)

 

記念クラス限定

4日目12R「ドリームEX」Wドリームの1~3着の選手が争う(予選競走ではなく一般競争扱い)

 

11月頃 一般戦6・7R(2019年は実施する情報はなし)

「超抜モーター戦」2連対率上位6機が6Rでは4枠に、7Rでは1・6枠に配置されたレース。

 

舟券攻略

年間を通して強い風や高い波というコンディションではあまり行われない。

そのため平均STからしても大きなバラつきは出ていない。1コースの勝率は8点を超え、2・3連対率は75%を超えている。逆に6コースの勝率は3点未満で1着率は1%、3連対率でも20%程度と苦戦している。

逃げた際の出目は

1-2 21%
1-3 17%
1-4 12%

と内から順になっている。

これは2コースはきっちり回れるように調整を合わせてくることと、水質が硬いことから3コースが攻めたとしても膨らんでしまうことが考えられる。

また2コースが落として回ることによって、4コースの成績が少し割が落ちてしまうとも考えられる。

三連単の出目ランキングでも1-2-3と1-3-2が少し抜けて1・2位となっており、無暗な穴狙いはオススメできない。

しかし注目すべきは1-5の割合が5.9%に対し、2-1の割合が7.3%と逃げの目より多く出ているということだ。

二連単平均配当ではどちらも1100円程度であるため、どちらが効率がいいかは言わずもがなである。ときには人気の1コースの選手が3コースの選手を警戒して膨らむ間に差し抜けての高配当ということもある。

 

決まり手別に見ると3・4コースの割合が他の決まり手を離して43~46%と半数近くなっている。

内側の艇が膨らまないようにとスピードを落として回ると、住之江でも全速で回れる選手はまくり切ることができるためと考えられる。

このときには二連単の平均配当もおおよそ3000円を超えるなど配当妙味が増す。特に4-1でも平均配当は2000円を超えており、狙いはカドからのまくり差しとみた。

 

住之江競艇の印象から

水面の特徴から思いっきり握って回るルーキー戦では、まくり抵抗からの大波乱がたびたび発生することがある。

逆に女子戦の場合はひたすら1=2を狙っていれば的中はそこそこすることができる。

また、超一流の選手が集う中では通常のターン以上に大きく懐を開けて全速差しをしてくるニュージェネレーションの面々(峰・毒島・桐生・篠崎・茅原ら)と走り慣れている大阪支部の選手は道中で追い上げてくるので注意が必要。

 

 ポイント 

①イン逃げ予想なら2着は2・3コース。(2コースが優勢)

②2コースの差し抜けは常に一考。

③3・4コースのまくり展開から配当妙味も。

④ニュージェネレーションと大阪支部は安易に消さない。

 

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