逃げ

逃げという決まり手は競艇において1番決まりやすい勝ち方である。1コースに進入をした選手が第1マークを先頭で旋回をし、そのまま誰にも抜かれることなく1着でゴールをする決まり手である。

競艇においてイン逃げが決まる確率の平均は約55%だ。

全国の競艇場の中でも逃げが決まりやすい競艇場は以下の通りである。

大村競艇場(平均約66%)
徳山競艇場(平均約65%)
芦屋競艇場(平均約63%)

イン逃げを得意としている代表的な選手は松村敏選手だろう。

まくり

まくりは2コース〜6コースに進入をした選手が第1マークを全速力で旋回し、自分よりも進入で内のコースに入った選手を外側から抜いて1着でそのままゴールをするという決まり手である。

このまくりという決まり手はスピードをまったく落とさずに旋回するため豪快な決まり手だ。

まくりは外から旋回していくため走行距離が長くなり不利というイメージもあるが決まったときは内側の選手を引き波で遅らせることができるという良いところもある。

基本的には外枠(4コース〜6コース)から行う決まり手だ。

まくりを得意な選手は「まくり屋」「アウト屋」と呼ばれたりもする。

まくりを得意としている代表的な選手は阿波勝哉選手、澤大介選手である。

まくり差し

3コース〜6コースに進入した選手が第1マークで内側にいた何人かの選手をまくり、その後まだ前にいた選手の内側を差してそのまま1着でゴールするという決まり手である。

この決まり手は難易度が高く、しっかりとした判断力が必要な決まり手だ。判断をが下手であると他の内側から来る選手とぶつかってしまう可能性がある。

そのためベテラン選手でないとこの決まり手を成功させる確率が低い。

まくり差しが得意な選手は「まくり屋」「アウト屋」と呼ばれたりもする。

差し

2コース〜6コースに進入した選手が自分よりも内側にいた選手を第1マークで先に旋回させ、ターンマークと内側にいた選手の間に入り、突き抜け1着を取りそのままゴールするという決まり手である。

この決まり手は必ず他の選手の引き波にはまってしまうが内側の選手が全速でターンをした場合にはターンマークで膨らむことが多いため非常に有利である。

2コースから差しの決まり手が出ることが最も多い。

差しが得意な選手は「差し屋」と呼ばれている。

差しが上手と言われている選手は馬場貴也選手や白井英治選手、茅原悠紀選手などである。

抜き

抜きとは第1マーク以降のレース中に前にいた選手を抜かして1着でゴールするという決まり手である。競艇では第1マークでレースの結果が決まる可能性の方が高いが時には道中の接戦で1着が決まることもある。

恵まれ

恵まれとは自分よりも先に走行していた選手がフライングや転覆等の事故により失格となり、繰り上がりで1着でゴールできた決まり手である。