2019年現在、約1,600人のボートレーサーとして活躍している。
最近では芸能人を使ったテレビCMなどで注目を集めているほか、平均年収の高さなどからボートレーサーを目指す若者も増えてきており、賑わいをみせている。
今回はボートレーサーについて、詳しくご紹介していく。
ボートレーサーとは
ボートレーサーの階級は4つに分かれている
階級 | 割合 | 2連対率・3連対率・勝率 | 事故率 | 最低出走回数 |
A 1 |
20% | 2連対率30%以上、3連対率40%以上で勝率上位の選手 | 0.70以下 | 90回以上 |
A 2 |
20% | 2連対率30%以上、3連対率40%以上でA1選手を除いた勝率上位の選手 | 0.70以下 | 70回以上 |
B 1 |
50% | 勝率2.00以上で、A1~A2選手を除いた勝率上位の選手 | 0.70以下 | 50回以上 |
B 2 |
A1~B1以外の選手 | – | – | – |
1,600人ほどいるボートレーサーは、レースでの勝率によって「A1」「A2」「B1」「B2」の4つの階級にランク分けされる。
その中で最上位はA1で全体の20%。A1レーサーの勝率ボーダーは6.20前後となるケースが多い。
ボートレースの最高峰レースに位置するSG競走には原則としてA1レーサーしか参加することが出来ないなど、ランクによって出場できるレースや日数に増減する。このランク分けは1月・7月の年2回に更新される。
ボートレーサーの勝率はこうやって決まる
ボートレースでは全てのレースに着順に応じた点数が存在する。勝率の算出方法は以下のとおり。
着順点÷出走回数=勝率
一般戦
着順点 | |
---|---|
着順 | 点数 |
1着 | 10点 |
2着 | 8点 |
3着 | 6点 |
4着 | 4点 |
5着 | 2点 |
6着 | 1点 |
一般戦では着順によって、このように点数分けされている。また、ボートレース場によって若干異なるが、レースによって以下のような形で加点される。
- 記者選抜戦/予選特選/特賞 各順位ごとに+1~2点
- G1/G2 各順位ごとに+1点
- SG 各順位ごとに+1点
- 各優勝戦 各順位ごとに+1点
ドリーム戦
着順点 | |
---|---|
着順 | 点数 |
1着 | 12点 |
2着 | 10点 |
3着 | 9点 |
4着 | 7点 |
5着 | 6点 |
6着 | 5点 |
主に開催初日の最終レースはドリーム戦と呼ばれ、着順点が高めに設定されている。
女子レーサーの活躍
ボートレースは性別による有利不利があまり存在しないのが特徴。1,600人いるボートレーサーの中で1割程度ではあるが、レース売上は通常の一般戦よりもレディース戦の方が高い場合もよくある。
容姿端麗なレーサーも多く、ボートレースの魅力のひとつといえるだろう。
10代から70代と幅広い選手の年齢層
ボートレーサーは若い選手は平成、上は70歳を超えても現役として活躍している。今年5月に元号が令和と変わったばかりだが、10数年もすれば令和生まれのボートレーサー誕生となるわけだ。
個人的には年配レーサーの末永い活躍を応援したい。
ボートレーサーの平均年収がすごい
1,600人を超えるボートレーサーの平均年収だが、その金額はなんと1600万円!
もちろん大きく下回ってる選手も数多くいるが、年齢問わず高額な年収が充分に狙えるボートレーサーは魅力的な職業といえる。
実際、中学や高校卒業からボートレーサーを目指す若者も増えてきている。
ボートレーサーになるには
高額年収を狙えるボートレーサーだが、当然ながら誰にでも簡単になれるものではない。ボートレーサーになるためには、福岡県にある養成機関「ボートレーサー養成所」に入所しなければならない。
入所するための試験倍率は30~40倍といわれている。試験に合格し入所となれば、1年間の訓練が待っている。
訓練が厳しいことは当然ながら、仮に入所できたとしても、訓練中に見込みがないと判断された場合は退所させられてしまうことも。相応の覚悟と根性が必要である。