ナイターレースとは、言葉のとおり夕方から夜にかけて行われるレースの総称である。
ナイターレースは全国すべてのボートレース場で行われるわけではなく、一部の限られた会場でしか開催されないという特徴がある。
ナイターレース
ナイターレースが行われるボートレース場、ナイターレースの特徴などについてご紹介。
ナイターレースが行われるボートレース場
・ボートレース桐生(群馬)
・ボートレース蒲郡(愛知)
・ボートレース住之江(大阪)
・ボートレースまるがめ(香川)
・ボートレース下関(山口)
・ボートレース若松(福岡)
・ボートレース大村(長崎)
現在、7つの会場でナイターレースが開催されている。(住之江だけは一部のレースをデイレースとして開催)
最近では、ナイターレースでもSG・G1といったビッグレースも増えてきており、ボートレーサーは日中は当然のことながら、
ナイターでも結果を出さなければ上位レーサーとして生き残ることは難しいといえる。
ナイターレースの開催時刻
ボートレース場によって多少前後するが、基本的には15時過ぎ~20時50分の間でレースが行われている。
ボートレース場の横に「月のマーク」が入っているのがナイターレース。
日中は仕事などで投票できない方も多いが、ナイターレースが開催されることで舟券の売上も大幅に右肩上がりに。
2018年の競艇場別の売上は、住之江(1位)、蒲郡(2位)、まるがめ(3位)とナイター開催会場がトップ3を独占している。
ナイターレースとデイレースの違いとは
デイレースとナイターレースの違いは開催会場や時刻だけではない。舟券予想に大きく影響する要因もあるので、この機会に覚えておくことをおすすめする。
気温・水温
水面上を走って競うボートレースにおいて、気温と水温の影響は非常に大きい。まず、気温・水温は下がることで空気が縮む。
圧縮されることで通常と同じ量の空気と比較しても、酸素の量が濃いものとなる。
ボートレースで使用されるモーターも酸素を使って燃料を燃やしている。そのため、日中よりも気温・水温が低い時刻に開催されるナイターレースはモーターの出力が高くなるというワケだ。
出走するレーサーの運転技術もそうだが、デイレース以上にモーター成績・展示タイムを参考にして予想するといいだろう。
選手のナイターレース適正
ナイターレースも前半はデイレースとそれほどの差はないが、5~6Rあたりになってくると太陽も沈んで会場ではライトアップされ始める。
照明の具合は会場によって異なるが、選手によってはスタートのカギを握る「大時計の針が見えづらい」、「ライトが波に反射されて水面状況が把握しづらい」と言った声がある。
また、暗くなることで動体視力の差が大きくなるようで、ナイターレースは動体視力の良い若手レーサーの活躍が目立っている。
(ベテラン選手の節間優勝は珍しいとさえ言われている)
ナイターレースは、「地元のホームプールをよく走っている」「ナイターを得意としている」これらに当てはまる若手のレーサーを狙ってみると、おいしい配当にあやかれる可能性がある。